北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

7月号

特集記事

多種多様な病気が原因に

おなかの痛み

おなかが痛い…。腹痛は誰もが経験したことのある身近な症状だろう。しかし、一口に腹痛といっても消化器によって原因は異なり、また循環器や婦人科など消化器以外の病気で起こることもある。おなかの痛みの部位から考えられる主な病気について、北の台クリニック(北広島市)の坂本洋一理事長に聞いた。


決して他人事ではない

依存症

身体によくなかったり、生活に悪影響を及ぼすとわかっているのに、止められない。ギャンブル、薬物、アルコールとさまざまな種類の依存症がある。依存症になった人の意志の弱さの現れ、そう考えている人も少ないというが、依存症は疾患の一つで、そういった誤解は何の治療にもつながらない。そこで今回は、依存症について正しい知識について、北海道立精神保健福祉センターの田辺等所長に聞いた。


上手なコミュニケーションを学んで

賢い患者になろう

「病気やその治療についての説明がわからないので質問できない」「自分の症状を医療者にどう伝えたらいいかわからない」といった患者さん。その原因の一つとして、医療者とうまくコミュニケーションがとれないことが挙げられる。上手なコミュニケーションでよりよい医療を受けられる賢い患者さんになるためには、どうすればよいのか。患者さんが受診するときのポイントについて、COML札幌患者塾の世話人である中田ゆう子さん(看護師)には医療者側の立場、石田幸子さんには患者さんの立場の話を聞いた。


恥ずかしがらず、諦めずに受診を

尿失禁

ちょっとお腹のあたりを力んだら尿が漏れた、最近トイレに行く回数が増えた、トイレまで間に合わないで尿が漏れてしまうようになったなど、尿失禁にはいくつかのタイプがある。今回はこの尿失禁について治療法も含めて、北海道泌尿器科記念病院(東区)の飴田要医師に解説してもらった。


病型によっては治癒する例も

急性骨髄性白血病

かつては・白血病・といえば、死を意味する痛ましい病気のイメージがあった。日本国内において、白血病は今も増加傾向にある病気となっているが、骨髄移植や化学療法をはじめとして治療法も進歩し、死亡率は減少しつつあるといえる。今回は白血病の中でも日本人の成人に最も多いとされる急性骨髄性白血病について、愛育病院(中央区)の森岡正信院長に解説してもらった。



カラーグラビア /北の礎〜語り継がれる地域の貢献者たち 

膨大なコレクションを寄贈

生涯を博物館開設に捧げた片岡新助

昭和十一年七月、人口五万人の地方都市釧路に、当時日本ではまだ数少ない郷土博物館が誕生した。博物館開設の実現には、幼い頃からの夢を実現すべく奔走した1人の民間人の姿があった。一生を趣味一筋に貫いた故片岡新助氏その人である。

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