北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

11月号

特集記事

それぞれに得手不得手がある

知っておきたい、おなかの検査機器

医療機関に行くと、さまざまな機器を見たり、聞いたり、ときにはそれらの機器で検査を受けたりする。そうした検査装置についてどれだけ知っているだろうか。今回は、おなかの検査に焦点を当てて、従来から使われている検査装置や、最近一般的になってきたもの、最新の機器などについて、それぞれの専門家に解説してもらった。CT・MRI・エコー(川上恒典画像診断科科長/苫小牧東病院)、内視鏡(竹村清一院長/竹村クリニック)、PET‐CT(加藤徳史画像診断科科長/北斗病院)、カプセル内視鏡(高山宗紀臨床工学技士/同病院臨床工学科)。


多くはアレルギー素因が背景

急増する小児の気管支ぜんそく

近年、アレルギー素因を背景とする子どものぜんそく患者が急増しているといわれている。アトピー性皮膚炎を含むアレルギー性疾患の増加はなぜ起こっているのか。また小児の中でもとくに多い年代や時期、性別、治療法などについて、KKR札幌医療センター(豊平区)の高橋豊副院長(小児センター長)に聞いた。


復職だけではなく再休職予防も支援

復職デイケア

現代はストレス社会とよばれ、うつ病などの精神疾患で休職を余儀なくされている人が増えている。働き盛りの休職は、本人の自信喪失だけでなく、家族にとっても大きな悩みとなる。最近は外来での治療・回復に加え、復職を目的としたデイケアを受ける患者さんが増えているという。そこで今回は、復職への課題や取り組みなどについて、復職デイケアを実施しているさっぽろ駅前クリニック(中央区)の横山太範院長に解説してもらった。


加齢も大きな要因に

摂食・嚥下障害

水や食べ物をうまく飲み込めなくなったり、食べられなくなることを摂食・嚥下障害という。脳血管障害や神経系の病気が原因となるほか、加齢だけでも障害を引き起こすことがある。なぜ、このような障害が起こるのか、そのメカニズム等について、のなか耳鼻咽喉科・気管食道科(旭川市)の野中聡院長に解説してもらった。


よく理解して、周囲の環境づくりが大切

発達障害

子どもが発達障害と診断された、または疑われる特徴があるとしたら親は、どのように接していけばよいのか。子どもや親をはじめとする周囲の人々が生活しやすくするためには、発達障害を正しく理解し、子育てが楽になる方法を学ぶことが大切。発達障害とは、どのようなものか。子育てのアドバイスを含めて、札幌市自閉症・発達障がい支援センターおがる(東区)の加藤潔副所長に話を聞いた。



カラーグラビア /北の礎〜語り継がれる地域の貢献者たち 

医療黎明期の「黒船」

箱館ロシア病院

幕末の函館に「箱館ロシア病院」が存在した。当時の日本人にとって別世界ともいえる先進的な医療水準は、まさに医療黎明期の「黒船」であった。しかし、予期せぬ猛火に多くの建造物、歴史的資料は潰え、わずかな痕跡から振り返るしかない。今回は人物ではなく、その病院像に焦点を当て、「箱館歴史散歩の会」を主宰する中尾仁彦さんにナビゲートしてもらった。

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