北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
暮らしと健康の月刊誌:ケア

4月号

特集記事

年々必要性が増している

移植医療の現状と課題

慢性腎不全や肝不全患者さんなどの増加で、臓器移植を待つ人の数は年々確実に増えている。その一方で、ドナーは恒常的に不足し、移植を受けられれば助かったはずの患者さんが、亡くなるケースも多い。そこで、移植医療の現状と課題について、北海道大学病院第一外科(臓器移植医療部)の嶋村剛准教授に解説してもらった。


膵臓がんのハイリスク要因

慢性膵炎

過度のアルコール摂取で注意が必要になるのは肝臓ばかりではない。膵臓への影響も大きく、急性膵炎で入院するケースの多くはアルコールの乱用が原因となっている。とくに怖いのは炎症の長期化によって慢性膵炎を発症してしまうことで、慢性化は膵がんのハイリスク要因にもなるという。札幌金谷病院(豊平区)の須賀俊博名誉院長にお話を伺った。


健常と認知症の間のグレーゾーンが鍵

認知症初期の対応

あるとき、突然家族に認知症の症状がみられるようになったら、どうするだろうか。まず何に気をつけなければならないのか、何をしなければならないのか、わからないことが多いのでは。そこで今回は、認知症初期における対応について、病気の特徴や治療も交えて、老健くしろ(釧路市)の前田哲施設長に解説してもらった。


首のしこりに要注意

甲状腺腫瘍

最近、首のあたりにしこりができて気になる。そんな症状を感じたことはないだろうか。首のしこりがある場合は甲状腺の病気、とくに甲状腺腫瘍が疑われることがある。札幌厚生病院(中央区)の紅粉睦男第一内科(糖尿病・内分泌)部長に症状や治療法について伺った。


虫歯を防ごう

子どもの歯磨きの基本

北海道の子どもの虫歯本数は都道府県別にみるとワースト5に入る。虫歯予防には歯磨きが重要となる。6歳までは、生活習慣の基礎を確立する最も大事な時期といわれ、歯磨きもこの頃に正しい方法を習慣づけなければならない。基本的な歯磨きのポイントについて北海道歯科衛生士会の金山優子さんに解説していただいた。

カラーグラビア /北の碑〜北海道歴史散歩〜

北海道の開拓に貢献し、ばん馬のルーツとなった名馬イレネー

帯広競馬場の正門から一歩足を踏み入れると、すぐ左手に威風堂々とした馬の銅像が立っている。その名はイレネー。農耕馬として北海道の開拓と発展に尽くし、「ばん馬の父」とも称されることになった名馬だ。

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。