北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

8月号

特集記事

だるい、食べられない、眠れない

夏ばて予防指南

 夏から秋にかけて、だるい、眠れないなどの症状で悩ませる夏ばて。北海道は本州に比べると気温が低く、過ごしやすいとはいえ、体の不調を訴える人は少なくない。そこで、さっぽろ内科クリニック(北区)の蔦原紳院長に医師の立場から夏ばて対策について、札幌江仁会病院(中央区)の飯田淳子管理栄養士には、家庭でできる簡単予防メニューについて解説してもらった。


まずは早期の受診を

血尿で考えられる病気

 突然トイレでいつもより濃い色のおしっこが出たら、誰しも驚くことだろう。そのときのおしっこが赤ければ、血尿である可能性もある。中田泌尿器科病院(西区)の國枝学副院長に、血尿で考えられる病気について伺った。


食べ過ぎ?運動不足?生活習慣が密接に関係

脂肪肝とその治療法

 肝臓に過剰な脂肪が蓄積した脂肪肝を放置しておくと、悪化し、肝硬変や肝臓がんとなる危険性がある。生活習慣病の患者さんが増えているなか、この脂肪肝の患者さんも増加しているという。この脂肪肝の悪化を防ぎ、改善させるためにはどうしたらよいのか、天使大学大学院看護栄養学研究科(東区)の関谷千尋教授に解説してもらった。


低栄養状態からの脱却

胃ろう入門

  何らかの病気によって口から栄養を摂取できない場合、おなかにチューブを入れ、そこから直接栄養を入れることがある。この、おなかに作られた「小さな口」のことを胃ろうと呼ぶ。高齢化の加速する日本社会では急速に普及が進み、対象者は年々増加している。胃ろうとはどのようなもので、どのようなメリットがあるのかを西村病院(西区)の磯部将人医局長に伺った。


がん患者さんへのアプローチ

口腔ケアの基礎知識

 日本人の死亡原因の第1位を占めるがん。高齢化の加速と共に今後の増加と深刻化が懸念されている。抗がん剤や放射線治療の進歩は目を見張るものがあるが、がん細胞を死滅させる治療法が進化する一方、口腔粘膜炎等の合併症については、まだまだ十分な研究が進んでいないという。その領域では米国が先進的な取り組みを行っており、現場での視察を行ってきた札幌市立大学看護学部の松村真澄講師に、米国と日本を比較した状況を通して、がん治療における口腔ケアの必要性について伺った。

カラーグラビア /北の碑〜北海道歴史散歩〜

日本最北端の路面電車

旭川電気軌道

 かつては旭川でも路面電車が走行した。運営は旭川市街軌道と旭川電気軌道の2社。前者は明治期に第7師団が移設されて以降、軍都として栄えた同市の需要を支える「市内電車」、後者は昭和47年の廃業まで、市民の移動と郵送を支える「郊外電車」として親しまれた。旭川電気軌道の電車の歴史を振り返る。

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