北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
暮らしと健康の月刊誌:ケア

9月号

特集記事

脳血管病・心臓病の引き金

動脈硬化

 人間が生きていくためには、十分な酸素や栄養が必要となる。血液は身体のすみずみにこれらを供給し、生命を維持する役割を果たしている。その血液を行き渡らせるパイプの役割を担っているのが血管であり、この部分が病気になると脳や心臓をはじめ、生命の危険に及ぶ重大な影響を及ぼすことになりかねない。心臓や下肢の血管治療に力を入れている小笠原クリニック札幌病院(南区)の今村英一郎循環器科部長に、血管の病気について、とくに動脈に焦点を当てながら解説して頂いた。


症状はかぜに似ているが油断大敵

重症化もありえる髄膜炎

 発熱や頭痛、嘔吐といった症状は、珍しいものではない。もし、自分に同様の症状が出たら、まずかぜを疑うのでは。しかし、ときにはかぜではなく、厄介な病気が原因の場合もある。そうした病気の一つである髄膜炎について、柏葉脳神経外科病院(豊平区)の徳田耕一副院長に解説してもらった。


危険を理解してマナー運転を心がけよう

自転車安全運転のススメ

 自転車に乗っているとき自動車相手に、もしくは歩いているときに近づいてきた自転車にドキッとした経験はないだろうか。気軽に乗れる半面、ちょっとした不注意が自分だけでなく、周りの人に大きな迷惑とかけることもある。そこで道内における自転車事故の現状と安全運転について、北海道警察本部交通企画課の高瀬裕北海道警部に解説してもらった。


食生活、ライフスタイルの変化から急増

痛風

 食べ過ぎ、贅沢などといったイメージからかつては「帝王病」ともいわれた「痛風」。食べ物が十分にない時代にあっては、どこか飽食ゆえの病気という、ネガティブな響きをもっていたものだ。ところが、食生活やライフスタイルが変化した現代においては、生活習慣から来る病態あるいは合併症として対象患者が増大し、深刻な問題となっている。浜田内科・消化器科クリニック(中央区)の浜田結城院長に、解説して頂いた。


早めの対応が重要

不妊症

 妊娠を望んでもなかなか妊娠できないと、不妊症で悩む夫婦は10組中1組。決して珍しい症状ではないが、さまざまな原因が重なり原因がわからない場合も多い。不妊症の現状について青葉産婦人科クリニック(厚別区)の高田久士院長に話を聞いた。

カラーグラビア /北の碑〜北海道歴史散歩〜

太古のロマンを今に伝える

ナウマン象発掘の地記念碑

 幕別町忠類の市街地から20キロほど離れた晩成の山地に、ひっそりと佇む、ナウマン象発掘の地記念碑。この碑には、研究者だけでなく、その活動を支えた村民たちの熱い想いも込められている。

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。