北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

10月号

特集記事

日常生活に支障が出るほどの激痛

三叉神経痛

 口を動かす、顔に手が触れるなど、ちょっとしたきっかけで顔面に激痛が走る三叉神経痛。その激しい痛みは日常生活におおきな支障となり、患者さんにとって身体的にも、精神的にも大きな負担となる。この三叉神経痛について、脳神経外科ふくおかクリニックの福岡誠二院長に解説してもらった。


あっという間に症状が悪化する

ギラン・バレー症候群

 自己免疫疾患の1つであり、難病として知られるギラン・バレー症候群。詳しい原因はいまだわからない部分もあるが、治療法は確立され、多くの患者さんは後遺症を残すことなく回復するようになったが、注意点もあるという。五輪橋内科病院の柏木基副院長に、解説してもらった。


スポーツ児童によくみられる脱臼症状

肩関節前方不安定症

 肩の関節が何かの拍子ではずれてしまう脱臼。とくにスポーツを行っている子どもによくみられる。肩関節脱臼も何度か繰り返すと、くせになり悪化するとわずかの力でも脱臼するようになってしまう。このような状態を肩関節前方不安定症(反復性肩関節脱臼)という。ていね整形外科リハビリクリニック(手稲区)の石川淳一院長に伺った。


意外と知らないことも多い

予防接種の基礎知識

 誰もが受けたことのある予防接種。これには国の法律に基づいて市区町村など各自治体が実施する定期接種と、予防接種を受ける側の希望により行われる任意接種の二種類があるが、具体的にはどんなものがあるかご存じだろうか。予防接種の種類とそれにまつわる基礎知識を札幌東豊病院(東区)小児科の今井先生に伺った。子どもを持つ親の皆さんにはとくに参考にしてもらいたい。


除菌によって胃がんリスクを軽減

ピロリ菌

 胃の中に生息する細菌、ピロリ菌。日本人の胃がんの多くは、このピロリ菌が原因という。先進諸国の中でも日本人のピロリ菌感染率は際立ち、ことに五十代以降の年代では七割から八割が陽性反応を示すといわれている。北海道大学病院光学医療診療部の加藤元嗣部長に、ピロリ菌と胃がんの関係について解説して頂いた。


言葉だけでなく五感で伝え合う

コミュニケーションの取り方

 誰でも、自分の考えがうまく伝わらないなど、コミュニケーションで不便な思いをしたことがあることだろう。コミュニケーションは人が社会生活を送っていくなかで、切り離すことができない重要な能力といえる。今回は、精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点である『べてるの家』の理事も務める、北海道医療大学大学院看護福祉学研究科の向谷地生良教授に、これまで障害をもった人たちとの関わりの中で見えたコミュニケーションの進め方について、解説してもらった。


カラーグラビア /北の碑〜北海道歴史散歩〜

縄文移籍からアイヌ史、

稲田家による開墾と近代化をめぐる静内

 幕藩体制が終焉し、近代日本の根幹を築いた明治時代。静内町(現/ひだか町)の近代化は徳島藩の稲田家が政府から開拓を命じられ、移住してきたことに始まる。同町のあちこちには碑や跡地が遺されている。それらの軌跡と静内にまつわる歴史的風景を訪ねた。

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