北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

5月号

特集記事

必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ

第2回 膝の病気 

変形性膝関節症

 歩き始めるときに膝が痛む、膝が痛くて階段を降りるのがつらい|そんな症状で苦しんでいる方はいないだろうか。こうした症状の現れる病気の中で最も多くみられるのが変形性膝関節症。超高齢化の到来を目前に、膝の痛みや腫れなどがみられる変形性膝関節症は、整形外科領域でもとりわけ今後の増加が危惧されている。かわむら整形外科(富良野市)の川村大介副院長に、病態や治療法について解説して頂いた。


とにかく血糖コントロールが重要

糖尿病性網膜症

 自覚症状に乏しい疾患は、気がつかないうちに病気が進行し、取り返しのつかない状態に至っている可能性がある。今回、紹介する糖尿病性網膜症もその代表例で、治療の遅れは失明を意味する。近年、糖尿病患者が急増する中、糖尿病性網膜症をいかに多くの人に理解してもらい、予防するかが現代医学の一つの重要なテーマとなっている。釧路赤十字病院の五十嵐弘昌第一眼科部長に、この病気の恐ろしさや注意点などを解説してもらった。


子どもだけの問題ではない

日本人の“食育”

 朝食を抜く、偏食が多い、食物繊維の不足など食についての課題は多種多様。日本人の食生活の変化に伴って、肥満や生活習慣病の増加も指摘されている。これを受けて食育基本法が整備されるなど国全体で「食育」の取り組みが始まっている。食育とは、食生活を見直し、正しい食文化を継承していくための取り組みのこと。札幌市でも食育推進会議が設置され、北海道の食材の活用が活発化している。食育と食の問題点について天使大学看護栄養学科の荒川義人教授にお話を伺った。


新薬の開発と耐性菌発生の闘い

"抗生物質"物語

 薬といえば、何が思い浮かぶだろう。まず、抗生物質という人も多いのではないだろうか。医療で活躍するこの抗生物質は、新薬が開発される一方、耐性菌という問題を抱えている。誰もが知っているようで、知らない抗生物質について、札幌医科大学附属病院薬剤部の藤居賢薬剤師に解説してもらった。


治療法が進歩しつつある

パーキンソン病

 ふるえや動作緩慢などを代表的症状として、その多くが五十代以降に発症し、ゆっくりと進行する神経変性疾患であるパーキンソン病。未だ病気の発症原因は完全には解明されていないが、高齢化が非常に大きなリスクファクターとされ、今後も増加すると予想されている。北海道大学大学院医学研究科神経内科の矢部一郎准教授に解説してもらった。


 


カラーグラビア /北海道が1番!〜道民の誇り〜国内No.1ガイド

小樽港北防波堤

日本初 コンクリート製外洋型防波堤位

 小樽港の北防波堤は100年以上も前に、日本人技師の手によって考えられた新たな工法を用いて造られた。その技術は、その後の日本の港湾建設において大きな役割を果たした。大規模コンクリート工事の先鞭であるこの北防波堤を紹介する。

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