必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ
第4回
日本人で最も訴えの多い症状
腰痛症
日本人の約8割が一度は経験するといわれる腰痛。その原因は老化や肥満、内科的な疾患、スポーツや職業などさまざま考えられる。腰椎椎間板ヘルニアをはじめとして整形外科的な病名がつく場合もあるが、明らかな原因がみつからず、いわゆる腰痛症と診断されるケースも少なくない。とくに中高年に多い腰痛症を中心に、松田整形外科記念病院(北区)の菅原誠院長に解説して頂いた。
肺血栓塞栓症への発展阻止が重要
静脈血栓塞栓症
飛行機内などで長時間同じ姿勢を取り続けていると、血管内に血栓が生じることがある。この血栓が血流を悪化させたり、ときには他の部位にまで流れて、命に関わるほど重大な病気を引き起こすこともある。このような病気を静脈血栓塞栓症という。帯広協会病院(帯広市)の石本朗病棟診療部長に、この病気について解説してもらった。
恥ずかしがらずに受診を
早めの治療で治したい『痔』
人には相談しにくい病気の一つ、痔。痔には、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(あな痔)の3種類がある。自覚症状があまりない例もあり、気がつかないで放置しておくと、重篤な病気に発展してしまうこともあるという。札幌いしやま病院(中央区)の樽見研副院長に、それぞれの痔の症状と治療法などについて解説してもらった。
原因がはっきりしている高血圧症
原発性アルドステロン症
国内の患者数が約4千万人ともいわれている高血圧症。その大部分は原因が分からず、血圧が高くなる本態性高血圧症だが、中には他の病気によって起こる特殊な高血圧症が存在する。原発性アルドステロン症はそのうちの代表格で、放置するとさまざまな臓器障害を引き起こす可能性があるが、中には手術によって完治できるものもあるという。以前はまれだと考えられていたこの病気について、市立札幌病院(中央区)糖尿病内分泌科の和田典男副部長にお話を伺った。
生活習慣の改善から始めよう
子どもの肥満
大人と同様に子どもの肥満も全国的に増加傾向にあり、見過ごすことのできない問題となっている。その多くは生活習慣との関連から発症し、将来的には何らかの疾患の原因になることが予測され、子どものうちから予防に努めていくことが肝心。はるこどもクリニック(七飯町)の高柳滋治院長に、日常生活で役立つ実践的なアドバイスを中心に伺った。
国内で最初にして最大のコニファー(針葉樹)ガーデン
真鍋庭園
明治29年に、香川県から移り住んできた1代目が開拓したのが始まりで、2代目が日本庭園と風景式庭園の基礎を作り、3代目が西洋風庭園のエリアを拡張し、今の姿となった。