必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ
第5回
糖尿病と足病変
年々患者数が増えている糖尿病。血糖値が高い状態が続くと神経障害や動脈硬化が進み、けがに気付きにくくなったり、感染症にかかりやすくなる。日常生活で足に気を使うことはほとんどないが、神経障害が足に起こった場合は足の手入れが非常に重要となる。そこで糖尿病の病態とフットケアの重要性、日常の注意点について、札幌佐々木内科病院(豊平区)の佐々木嵩院長と小針悦子外来主任に聞いた。
肩関節鏡で低侵襲治療も可能
高齢になるほど多い腱板断裂
肩に痛みが生じ、腕が上げられないといった症状で困っている中高年の人は少なくない。年だから仕方がないと諦めていたり、四十肩、五十肩だろうと自己判断し、自然に治るのを待っていないだろうか。こうした症状がみられる場合、実は腱板断裂という、自然に治癒しない病気であることも多い。この病気について、羊ケ丘病院の岡村健司理事長に解説してもらった。
より楽により正確に
内視鏡の最新動向
医療の現場では、年々治療の低侵襲化が進んでいる。この中で大きな役割を果たしているのが内視鏡で、前ページで紹介した腱板断裂の肩関節鏡治療も内視鏡を応用した治療の一つである。そこで、低侵襲化の鍵となっている内視鏡そのものの最新動向について、解説しよう。
ホルモン補充療法で劇的に改善
更年期障害
女性の多くが悩まされる更年期障害。ほてりや発汗といった代表的な症状から早期発見につながる例もあるが、抑うつなどの症状から他の診療科を受診し、発見が遅れる場合も少なくないという。治療においてはホルモン補充療法という治療法が症状改善に大きな効果をあげている。更年期障害をめぐる動向を秋山記念病院(函館市)の秋山實男院長に伺った。
治療技術の進歩で予後が改善傾向
肺がんとその治療法
肺がんと聞くと、何をイメージするだろうか。おそらく、喫煙と予後の悪さが浮かぶだろう。確かに、予後は悪く死亡率も高い。しかし、技術の進歩によって、延命効果が期待できる治療法も出てきている。そこで、肺がんとその治療法について、NTT東日本札幌病院(中央区)の本田泰人呼吸器内科部長に解説してもらった。
作付面積日本一
ひまわりの里北竜町
地平線まで続くかのようなひまわり畑。60ヘクタールを超える作付面積は、日本一を誇る。この300万本ものひまわりの始まりは、昭和55年に農協婦人部が、食生活改善と環境美化を目的として「ひまわり1戸1アール運動」を展開したことだった。いまでは日本全国から年間13万人もの観光客が訪れるひまわりの里を紹介する。