北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

10月号

特集記事

必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ

第7回  

多彩な症例と集学的治療対応

脳腫瘍

 脳腫瘍とは、頭蓋骨の内側にできる腫瘍のことで、年々増加する傾向にあるといわれている。一口に脳腫瘍といっても、腫瘍が形成される経緯はさまざまあり、また、脳のどの部位にできるかによって、現れる症状も異なる。治療を行う医師にとっても、脳腫瘍の分野は経験と知識の蓄積が必要だという。中村記念病院、脳神経外科・脳腫瘍センター(中央区)の伊東民雄センター長に、主な脳腫瘍の種類と症状、治療法等を伺った。


運動器疾患・障害の早期発見と予防へ

ロコモティブシンドローム

 ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことがあるだろうか。高齢者が安心して自立した生活を送るためには、運動器の健康維持がとても重要となる。そこで、運動器の疾患を予防しようと新たに打ち出されたコンセプトを、ロコモティブシンドロームという。ロコモティブシンドロームとは何か、篠路整形外科の飯澤剛理学療法士に解説してもらった。


ぎょぎょっ!と驚く

魚介の栄養とアレルギー

 日本では、古くから貴重なたんぱく源として食卓に並んできた魚介類。食の欧米化と共に、生活習慣病や大腸がんを中心とする各種がんが食習慣の変化と関連しているといわれている。そうした中で、近年魚介類の栄養素が医学的にも見直されはじめている。一方、健康にいいといわれていても、魚介アレルギーで食べられないでいる人も少なくない。北海道文教大学(恵庭市)、人間科学部健康栄養学科の板垣康治准教授に、魚介類の栄養とアレルギー、魚介食を取り巻く現状などについて解説してもらった。


目立たない初期症状、重要となる早期受診

腎がん

 尿を作るだけでなく、血圧や体内の水分、電解質の調節、造血ホルモンの分泌などの働きを持つ腎臓。泌尿器科でみられる腫瘍の中では、前立腺がんや膀胱がんほど多くないものの、年々罹患率は増える傾向にあるという。中田泌尿器科病院の谷口明久副院長に、その病態について解説して頂いた。


検査技術の進歩で新たな病変も

小腸の病気とカプセル内視鏡

 小腸は食物の栄養のほとんどを吸収する大切な消化器官。その形状や場所が特殊であるため、なかなか解明の進まない臓器で医学界では暗黒大陸と呼ばれていた。近年導入されたカプセル内視鏡などの新しい小腸検査により、新たな小腸疾患が発見され、とくに薬物性の血管性病変が意外に多くみられることが分かってきたという。小腸の病気とカプセル内視鏡について札幌外科記念病院の太田英敏副院長(中央区)に話を伺った。


 


カラーグラビア /北海道が1番!〜道民の誇り〜国内No.1ガイド

そば栽培/人造湖面積/最低気温

三つの日本一

幌加内町

 そば栽培のきっかけは、1969年(昭和44年)から始まった米の生産調整。この減反政策から町の基幹産業である農業を保護するため、1970年(昭和45年)にそば栽培を始めた。作付面積は年々増加を続け、1980年(昭和55年)には、ついに作付面積日本一に。さらに生産量も日本一となり、名実ともにそばの里として、全国に知れわたっている。また、そば以外にも、日本一の最低気温、日本一大きな人造湖朱鞠内湖もあり、3つの日本一が幌加内町の自慢という。

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