北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

12月号

特集記事

必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ

第9回  

高齢になるほど注意が必要

骨粗しょう症

 骨がスカスカになって骨折しやすくなる骨粗しょう症。女性に多くみられ、寝たきりの原因となる危険な病気。高齢者の日常生活動作(ADL)、生活の質(QOL)を著しく低下させるこの病気について札幌清田整形外科病院(清田区)の片平弦一郎副院長に伺った。


放置している発疹と痛みが神経痛になるかも!?

早めに治療したい帯状疱疹

 腰にできた赤い発疹。それがやがて水疱となり、激しい痛みも生じる。これは帯状疱疹の一例だが、問題は痛みや皮膚症状だけではない。治療が遅れれば、その後に長く痛みが残ることもあるという。札幌厚生病院(中央区)の高橋博之皮膚科主任部長に、帯状疱疹について解説してもらった。


心疾患、脳血管疾患の原因にも

睡眠時無呼吸症候群

 その病名通り、「睡眠時」に「無呼吸」状態となってしまう睡眠時無呼吸症候群。日中の眠気、熟睡感がない、いびきがうるさいなどといった症状があれば要注意。心不全や脳血管障害との関連も指摘され、安易に見過ごすことのできない病気となっている。おびひろ呼吸器科内科病院(帯広市)の菅原好孝院長に、詳しく解説して頂こう。


腱鞘炎からマイクロサージャリ―まで

手の病気

 手の病気と一言でいっても、皮膚から骨の間には、腱や神経、血管があり、どの部位がどのように障害されているかによって、病気や治療法も多岐にわたる。道内で初めて完全に切断した指の再接着に成功するなど、手の外科の指導的立場にある羊ヶ丘病院(豊平区)の薄井正道院長に、主な手の病気と、顕微鏡を使った手術「マイクロサージャリ―」の可能性について伺った。


食生活の変化と共に増加

逆流性食道炎

 胸焼けといえば、食べ過ぎたり、飲みすぎたりした後に、誰にでも生じる症状と思われがち。しかし、この胸焼けは逆流性食道炎という病気が原因のこともあり、近年、この病気が日本人に増えてきているという。逆流性食道炎について、かどの内科・消化器科(中央区)の門野豊院長に解説してもらった。


 


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芽室町発世界へ

気軽に楽しめるスポーツ

ゲートボール

 戦後で物資が乏しい時代だった昭和22年、パン工場を営んでいた鈴木栄治氏(後に和伸と改名)は、満足な遊び道具がなくて、大人の遊びをまねして遊んでいる子どもの姿を数多く目にしていた。こうした姿をみて、手軽にできる健全な遊び道具はないだろうかと憲兵隊で見たクロッケーを思い出し、ゲートボールを閃いたという。

 ゲートボールファンが増えていくなか、同59年に鈴木和伸氏の妻である寿美さんの手紙から、発祥の地が芽室町であることが判明する。その芽室町では、同年に第1回全町ゲートボール大会が開催され、芽室町ゲートボール協会が設立。さらに道内初めての屋内ゲートボール場「老人健康増進センター」が完成し、季節や天候に左右されずに多くの人が気軽にゲートボールを楽しんでいる。

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