北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

2月号

特集記事

必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ

第11回  

難聴と耳鳴り

 自分でも気が付かないうちに進行する老人性難聴、また、ある日突然、今まで聞こえていた音が聞こえなくなる突発性難聴、反対にこれまで聞こえていなかった音が聞こえ続ける耳鳴り。なかなか他人には理解してもらえないこれらの耳の病気について、うえはら耳鼻咽喉科クリニック(釧路市)の植原元晴院長に解説してもらった。


腎臓が尿ではれてしまう病気

水腎症

 水腎症とは、腎臓が何らかの原因によって、尿で拡張した状態をいう。腎臓を構成する腎盂や腎杯が尿でいっぱいになってしまうと、尿を作る本体である腎実質を圧迫し、腎機能の低下をまねく恐れがある。とくに両側の場合、腎不全となり生命の危機をまねく危険性があり、決して油断できない病態だ。中田泌尿器科病院(西区)の國枝学副院長に解説して頂いた。


断裂してもスポーツを諦めないで

膝前十字靭帯断裂とその治療法

 さまざまなスポーツによるけががあるが、中でも膝の前十字靭帯損傷は、比較的多く発生し、しかも選手生命に関わる場合もあることから、スポーツ選手にとって悩みの種となっていた。しかし、再建術の進歩やリハビリテーションによって、回復が可能な疾患となってきた。NTT東日本札幌病院(中央区)の井上雅之整形外科部長にその治療法について解説してもらった。


難治化し支援が求められるケースも

血管腫・血管奇形

 かつては血管腫や血管奇形の正確な分類は成されず、さまざまな病名のもとに、統一した見解による治療が実施されない現状があった。その後、研究が進み、国際血管腫・血管奇形学会(ISSVA)を中心に、血管腫、血管奇形に関する分類が具体的になっている。しかし、日本国内にその考え方が十分に浸透したとは言い難い状況があり、病態によって大きな障害を抱えるケースもあるなど、まだまだ課題の多い疾患だという。血管腫・血管奇形センターを開設し、専門的治療を展開する斗南病院(中央区)の佐々木了センター長・形成外科長に具体的病態や現状について伺った。


さまざまなタイプが複雑に絡み合っている

便秘

 日本人の800〜1000万人が悩んでいるという便秘。さまざまな民間療法がある中、薬に頼る人も少なくないが、市販の下剤を常用するようになると難治性の便秘になる危険もあるという。平成19年から全国的にも珍しい「便秘外来」を開設している時計台記念病院消化器センター(中央区)の宇野良治センター長にお話を伺った。


 


カラーグラビア /北海道が1番!〜道民の誇り〜国内No.1ガイド

長ぐつアイスホッケー発祥の地

釧路町

 道民なら誰もが知っている冬のスポーツ、アイスホッケー。冬の運動不足解消を目的に、このスポーツを誰でも楽しめるようにできないかと『長ぐつアイスホッケー』が考え出されたのは昭和53年。スケートができなくても氷の上で遊べ、どの家庭にもあるものという条件に合った長靴を使うことで、年齢を問わず誰もが楽しめるスポーツとして広がっていった。昭和54年から同町で開催されている大会は、町内だけでなく全国からの選抜チームも参加する大きな大会へと成長を遂げている。

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