歯並びや噛み合わせが悪い状態を不正咬合という。不正咬合には、いわゆる受け口や出っ歯など、さまざまな症状がみられる。治療法もさまざまで一般的には保険適用外だが、土台となる骨に問題があり、顎変形症と診断される状態で手術が必要になったり、唇顎口蓋裂(顎顔面先天奇形のひとつ)など厚生労働大臣が定める疾患の場合は保険適用となる。不正咬合と手術が必要になるケースについて、それぞれ札幌歯科医師会の山田尚理事(協和歯科クリニック院長・東区)と、同会員の西方聡氏(札幌東徳洲会病院歯科口腔外科部長・東区)に解説してもらった。
|