北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

3月号

特集記事

進行すると透析や心血管疾患に至る可能性

CKD(慢性腎臓病)

 近年、慢性的に腎臓の働きが低下する病気を「CKD(Chronic Kidney Disease)=慢性腎臓病」という言葉で総称するようになった。CKDは生活習慣病やメタボリックシンドロームとの関連も深く、日本腎臓学会の調査によると、すでに患者数は1330万人(20歳以上の成人の8人に1人)に達していると推定されている。この新たな国民病とも認知されはじめたCKDについて、宮の森記念病院(中央区)の松橋尚生副院長に解説してもらった。


乾いた咳、息切れを感じたら要注意

間質性肺炎

 細菌やウイルスなどの微生物が肺に入り、炎症を起こす肺炎は、とくに免疫力の低下した高齢者にとっては危険な病気。一方、間質性肺炎の場合は同じ肺炎の病名がついていても、その病態は異なるもので、原因不明の特発性間質性肺炎は、厚生労働省の特定疾患に指定されている。なかの呼吸器科内科クリニック(旭川市)の中野均院長に間質性肺炎について解説して頂いた。


薬物による治療と生活改善がポイント

肌のトラブル〜脱毛症〜

 毛髪が抜け落ちたり、軟毛化により毛の密度が低下してしまう脱毛症。脱毛症にはいくつかの病態があるが、円形脱毛症と男性型脱毛症がとくに多いという。大通じんぼ皮膚科(中央区)の神保孝一院長に脱毛症の起こるメカニズムと治療法を聞いた。


加齢と共に増加し、排尿のトラブルを招く

前立腺肥大症

 男性特有の疾患である前立腺肥大症は、加齢に伴い患者数が急激に増加する。高齢化が進む現在、潜在的な患者さんを含めると70歳以上の7割にみられるともいわれる。昨年、同疾患について10年振りにガイドラインが改訂され、治療法に変化がみられた。同疾患の病態と治療法を、ていね泌尿器科(手稲区)の鈴木伸和理事長に解説して頂いた。


冷静に対処しよう

乳幼児の症状と病気

 子どもの症状で受診率が高いものには、発熱、咳、下痢、嘔吐などがある。症状を自分で訴えることのできない乳幼児期は、両親はもちろん、周囲の人がいち早く状態に気づいてあげることが重要。そこで注意すべき子どもの症状について、まつもと小児科(白石区)の松本猛院長にお話を伺った。


 


カラーグラビア /探訪 北海道のお宝発見!

第12回 砂川市


 南北に細長く伸びる砂川市。中央に国道12号、JR函館本線、道央自動車道が走行し、豊かな自然と共に商工農のバランスがとれたまちでもある。昭和59年には環境庁から道内初のアメニティ・タウンの指定を受け、美しいまちづくりを今も推進する。

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