北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
暮らしと健康の月刊誌:ケア

6月号

特集記事

実は安静よりも運動が効果的!?

耳鼻咽喉科分野のめまい

 めまいがひどい場合は、歩けなくなったり、吐き気に襲われたりして、生活に大きな支障が出ることもある。原因にはさまざまな病気が関係しているが、今回は北斗病院(帯広市)の坂東伸幸副院長に耳鼻咽喉科分野でみるめまいについて解説してもらった。


大人からしっかり感染対策を

手足口病

 昨年は爆発的に流行した手足口病。ヘルパンギーナやプール熱同様、小児がかかる夏場の病気として一般によく知られているが、実は夏場だけでなく、年間を通して注意していきたい病気という。ウイルスの型によっては重篤な症状を合併することもあるので要注意。病態と気をつけたい点について渡辺一彦小児科医院(白石区)の渡辺一彦院長に伺った。


期治療で“寛解”の可能性も

関節リウマチ

 関節リウマチは近年、生物学的製剤など治療効果の高い薬の登場で、早期発見につながれば、「寛解」の状態まで期待できる時代になった。かわむら整形外科(富良野市)の川村大介副院長と田名網直哉リハビリテーション科主任に、関節リウマチの病態や治療、リハビリなどについて解説して頂いた。


自分自身で症状を悪化させてしまう可能性も

不安障害

 不安障害とは、不安症状を主徴とした心因性の心身の機能障害の総称であり、かつては「神経症」として扱われていた経緯がある。代表的な病気として、パニック障害や強迫性障害が挙げられる。札幌ひいらぎクリニック(清田区)の亀川淑子院長に解説して頂いた。


アルコールの過剰摂取に注意を

急性膵炎

 上腹部や背中に鋭い痛みが走り、それが和らぐことなく強さを増していくといった症状で、疑わなければならないのが急性膵炎。放置しておけば、死に至るケースも出てくる。ちかま胃腸科・内科クリニック(中央区)の近間敏治院長に、膵炎の原因や症状、検査、治療法などを聞いた。


誰もが体調によって起きる「脈の乱れ」

不整脈

 心臓の鼓動が一定ではない状態になる不整脈は、症状として動悸、息切れ、胸の不快感を伴うめまい、立ちくらみのほか、場合によっては意識を失うこともあるという。心臓病のある人や高血圧の人、また、飲酒・喫煙や精神的ストレスのある人に症状が出やすく、軽い人は症状がないことも多い。経過観察で良いものから、早急な対応が必要なものまでさまざま。病態と治療法について、北海道循環器病院(中央区)で不整脈専門外来を担当する田中秀一内科部長に聞いた。


 


カラーグラビア /探訪 北海道のお宝発見!

第15回 美深町


 上川管内の北部、中川郡に位置し、稚内と旭川を結ぶ宗谷本線のほぼ中間に位置する美深町。かつては「ピウカ」(アイヌ語で、石の多い場所の意)と呼ばれた。山地に囲まれた盆地で、町内を道内第2の長渓、天塩川が貫いている。農業と林業を基幹産業に発展してきたが、近年は「チョウザメとキャビアの町」としても知られる。

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。