北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

8月号

特集記事

こんな症状に要注意!

口腔がん

 国内における全がん患者さんの中で、口腔がんの占める割合は低い数値を示しているが、高齢化の加速と共に明らかに増加傾向にあるという。具体的に、口腔がんはどのような病態で、どんな症状がみられるのか。今年三月まで北海道大学歯学部口腔顎顔面外科学講座の教授を務め、道内における口腔がんの権威である、戸塚靖則・東札幌病院(白石区)口腔外科部長に解説して頂いた。


近年急増中の呼吸器疾患

せきぜんそく

 長引く空せき─。同じせきでも、アトピー咳嗽(がいそう=せき)、胃食道逆流症、COPDなどさまざまな病気が考えられる。中でも最近顕著に増加しているのが、せきぜんそくだという。せきぜんそくとはぜんそくの一歩手前の段階。その特徴や他の病気との鑑別方法などについて、日本呼吸器学会「咳嗽に関するガイドライン」の作成委員も務めている、医大前南4条内科(中央区)の田中裕士院長に解説して頂いた。


一晩寝ても取れない突然の「むくみ」は要注意

妊娠中の不快な症状とその対策

 妊娠するとホルモンの影響で、さまざまな不快な症状が現れやすくなる。とくに初めての妊娠であれば不安もいっぱいだ。悪化すると母子共に危険を伴う「妊娠高血圧症候群」をはじめ、妊婦からの訴えが多い症状とその対策について、天使病院(東区)の大石理恵産婦人科医師に聞いた。


乳がんと並ぶ乳腺疾患

乳腺症と線維腺腫

 乳がんと共に乳腺の3大疾患といわれる乳腺症と線維腺腫。どちらも良性のものだが、乳腺外科を受診する患者さんに多くみられ、他の疾患と鑑別が必要となることもある。早期発見と定期的な検査が重要な2つの疾患について、札幌乳腺外科クリニック(中央区)の岡崎亮副院長に伺った。


期待される新しい治療法

C型肝炎

 C型肝炎の感染者数は150〜200万人にもなるといわれている。自覚症状がないまま慢性化し、肝硬変や肝がんの最大の要因とされている。現在、抗ウイルス薬を使った三剤併用療法や、プラセンタを用いた治療法が注目を集めている。浜田内科・消化器科クリニック(中央区)の浜田結城院長に、最新の治療法を中心に原因や病態などについて伺った。


必ずしもステロイドが第一選択とはならない

ネフローゼ症候群

 腎臓に関連する疾患というと、最近は糖尿病腎症がよく知られるが、それがさらに悪化すると、ネフローゼ症候群となることがある。さらに糖尿病以外にもさまざまな疾患や腎臓の異常がネフローゼ症候群を引き起こすという。その種類と治療法について、国立病院機構北海道医療センター(西区)の山村剛腎臓内科医長に解説してもらった。


 


カラーグラビア /探訪 北海道のお宝発見!

第17回 浜中町


 釧路地方の最東端に位置し、釧路市から約80キロメートルの距離にある浜中町。太平洋に面しているため漁業、さらに酪農業も盛んな緑豊かな町だ。霧多布岬やさまざまな奇岩など、その変化に富んだ海の景色はまさに圧巻。また、北海道遺産にも指定された「霧多布湿原」ではエコツアーなどたくさんの企画が催され、大自然の素晴らしさを身近に体感することができる。

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