北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

9月号

特集記事

生活習慣病とも密接に関連

慢性心不全

 慢性心不全は心臓のポンプ機能が低下し、体に必要な血液が十分に供給できなくなり、さまざまな症状が現れる病気。生活習慣病との関連も深く、高齢化の進展と共に増加傾向にある。KKR札幌医療センター(豊平区)・循環器科の斎藤俊一部長に解説して頂いた。


喫煙と飲酒が発症リスクになる

食道がん

 食道は食物をのどから胃に送り込むための重要な臓器。食道がんは早期の場合には自覚症状がない場合も多く、進行すると周囲のさまざまな臓器に浸潤したり、リンパ節や肺、肝臓などに転移したりするがんでもある。症状や治療法などを恵佑会札幌病院(白石区)の木ノ下義宏外科部長に伺った。


さまざまな不調を招き、乳がんと関連も

あなどれない便秘

 女性に多いといわれる、便秘。よくみられる症状なので軽く考えられがちだが、さまざまな不調を招くことがある。とくに最近では、乳がんにも関連することが分かってきている。

 便秘外来を開設している時計台記念病院消化器センター(中央区)の宇野良治センター長に、便秘によって引き起こされる病気、便秘の治療法などについてお話を伺った。


患者さんのマナーも大切

医療者と上手にコミュニケーションをとるためのポイント

 病院を受診した際に「医師の話がよく分からなくて不安」「自分の症状などをどう伝えたらいいのか分からない」といったことはないだろうか。このような悩みを解決するために、医療者と上手にコミュニケーションをとることが大切になる。スムーズなコミュニケーションをとるにはどうすればよいのか、そのポイントについてCOML札幌患者塾の世話人である中田ゆう子さんと石田幸子さんにお話を伺った。


効果の高い薬剤が次々に開発

骨粗しょう症

 骨粗しょう症の患者さんは年々増え、今や患者数は1,280万人ともいわれている。今後も高齢化の加速と共に、さらに増加することが予測されている。札幌清田整形外科病院(清田区)の片平弦一郎院長に、新たに改訂されたガイドラインの考え方や薬物療法などについて解説して頂いた。


一人で悩まずに、治療を受けることが大切

女性に多い尿もれ

 立ち上がるなどしたときに、思わず尿をもらしてしまう「尿もれ」。女性に多くみられ、恥ずかしさから誰にも相談できない人がいるという。そのままにしておくと、尿もれの不安から外出できなくなるなど行動範囲が狭くなり、生活を楽しめなくなってしまうこともある。

 札幌円山腎・泌尿器科クリニック(中央区)の続多香子院長に尿もれの種類や原因、治療法、受診することの大切さについてお話を聞いた。


 


カラーグラビア /探訪 北海道のお宝発見!

第18回 神恵内村


 札幌から車で約2時間半の距離にあり、積丹半島の西側に位置する神恵内(かもえない)村。昔から漁業を中心に発展してきた。とくに江戸時代から大正時代にかけてニシン漁が栄え、大正元年には全道一の漁獲量を記録したといわれる。村名は、アイヌ語で「美しき神秘な沢」という意味の「カムイナイ」に由来する。窓岩をはじめとするさまざまな奇岩や伝説、霊地が存在し、日常とかけ離れたロマンあふれる地だ。

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