北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
暮らしと健康の月刊誌:ケア

10月号

特集記事

まずは医療機関で的確な診断を

四十肩

 肩が痛い、腕が上がらないなど、四十肩の症状を訴える人は多い。症状を発症した場合、ある一定期間を経過すれば治癒することがほとんどだが、まれに運動障害を残すケースも。四十肩の特徴や治療法などについて、羊ヶ丘病院(厚別区)の岡村健司理事長に解説して頂いた。


呼吸機能が低下しても、よりよい生活を送るために

慢性呼吸不全と在宅酸素療法

 「慢性呼吸不全」は肺疾患などによって呼吸がうまくできず、十分な酸素を体内に取り込めなくなることが1か月以上続く状態をいう。そのままにしておくと、多くの合併症を引き起こす可能性がある。

 慢性呼吸不全の原因にはどのようなものがあるのか、また、酸素を補給し、患者さんの日常生活を支える「在宅酸素療法」について、菊地内科・呼吸器科(手稲区)の菊地弘毅院長にお話を伺った。

 さらに、実際に在宅酸素療法を続けている、「北海道低肺の会」の皆さんにその効果などを聞いた。


道民の死亡率は全国でも高め

すい臓がん

 症状が現れにくいことから早期発見が難しく、進行すると他の臓器へも転移しやすい、すい臓がん。手術自体も高度な手技が必要とされる。これまで多くの手術、治療に携ってきた函館協会病院(函館市)の向谷充宏院長に、すい臓がんをめぐる現状について解説して頂いた。


高血圧・糖尿病の人はとくに注意

中高年に多い目の病気

 10月10日は目の愛護デー、中高年になってくると注意しなくてはいけない疾患は多くあり、眼科の疾患もさまざまなものが当てはまる。そこで中高年に多い目の病気について札幌きい眼科(南区)の母坪雅子院長にお話を伺った。


自殺の危険性が高く、早期の治療が必要

老人性うつ病

 高齢者特有のうつ病である、老人性うつ病。認知症と症状が似ているため混同されがちだが、若い世代のうつ病に比べて自殺の危険性が高いので、早くに老人性うつ病であることを見極め、適切な治療を受けることが大切になる。

 認知症との違いや対処の仕方、予防法などについて、精神保健指定医でもある、札幌こころのセンター(札幌市精神保健福祉センター・中央区)の鎌田隼輔所長に伺った。


カラーグラビア /探訪 北海道のお宝発見!

第19回 福島町


 福島町は北海道の南端にあり、函館市に隣接している。「横綱の里」とも呼ばれ、「第41代横綱 千代の山」と「第58代横綱 千代の富士」という二人の横綱を輩出したことで知られる。そのため、町には横綱の記念館や「女だけの相撲」といった催し物がある。ほかにも蝦夷キリシタン殉教の地である大千軒岳、義経が矢を放ったと言い伝えられる矢越岬などさまざまな歴史や伝承に彩られた観光名所が数多く存在し、訪れる者を惹きつけてやまない。

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。