臨床的寛解から社会的寛解へ

進化する関節リウマチの薬物治療

　関節リウマチの治療は、ここ数年、治療効果の高い薬剤が続々と開発され、早期に治療を開始できれば寛解（症状が治まった状態）も珍しくない段階にきている。2012年にも抗リウマチ薬の新薬が発売され、治療時の選択肢がさらに増えている。北海道内科リウマチ科病院（西区）の谷村一秀理事長に、薬をめぐる近年の状況について解説して頂いた。

まだまだ求められる啓発活動

ＣＯＰＤ（慢性閉塞性肺疾患）

　COPD（Chronic Obstructive Pulmonary Disease＝慢性閉塞性肺疾患）という言葉をご存じだろうか。喫煙を主要因とする肺の生活習慣病として、国内における患者数は600万人と推定されている。しかしながら、まだまだこの病気の認知度は低く、さらなる啓発の必要性が指摘されている。独立行政法人国立病院機構旭川医療センター（旭川市）の武田昭範COPDセンター長に、COPDをめぐる現状について解説して頂いた。

発熱・嘔吐・下痢

子どもの救急対応

　突然の子どもの発熱や下痢、対処法に困った経験は子どもをもつ親なら１度はあるだろう。とくに休日や夜間は救急センターなどを利用したらよいのか判断に迷うことも多いはず。子どもによくみられる症状を中心に対処法と緊急受診が必要なときの症状についてわたなべ小児科・アレルギー科クリニック（手稲区）の渡辺徹院長にお話を伺った。

第22回旭川市

　人口約35万人､道内第2の都市である旭川市。北海道のほぼ中央に位置し、交通の要衝として道内外の各都市とさまざまな交通機関で結ばれる。旭山動物園、道内3大ラーメンのひとつとして知られる旭川ラーメンはもはや全国区。水と緑に恵まれた大都市の見所は尽きることがない。