北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

4月号

特集記事

生活習慣による空気の飲み込みから発症

空気嚥下症

 唾液と共に空気を飲み込んでしまうことで、げっぷや腹部膨満感が現れる空気嚥下症。何らかの生活習慣が要因と考えられ、頭痛や肩こり、しびれなどさまざまな症状を併発するケースも多い。受診しても原因を特定できず、患者さんによっては“ドクターショッピング”につながってしまうことも。浜田内科・消化器科クリニック(中央区)の浜田結城院長に、この病気の考え方について解説して頂こう。


生活習慣の見直しが最重要

高尿酸血症と痛風

 血中の尿酸が異常に高くなった状態である高尿酸血症を発症すると、痛風をはじめとするさまざまな障害を引き起こす可能性がある。痛風発作は激痛でよく知られる症状だが、こうした病態を予防するにはどのようなことが重要なのか。山の手通八木病院(西区)の安田泉副院長に解説して頂いた。


中年以降の女性に多い

顔面けいれん

 顔面が自分の意思とは無関係にけいれんしてしまう顔面けいれん。症状が進行すると、睡眠中にも止まらなくなり、日常生活に支障を来してしまう。顔面けいれんとはどのように起こり、また、どのような治療法があるのか。中村記念病院(中央区)の阿部剛典主任医長に解説して頂いた。


ホルモン製剤でしっかり治療を

甲状腺機能低下症

 全身の代謝機能が低下し、むくみや冷え性などさまざまな症状が起こる甲状腺機能低下症。代表的な疾患は橋本病で圧倒的に女性に多い病気だが、高齢者が発症すると認知症などと間違われることもあるという。症状や治療法などについてKKR札幌医療センター斗南病院(中央区)の木島弘道糖尿病・内分泌内科科長に伺った。


体操でしっかり病気予防を

骨盤底筋

 子宮や膀胱などの骨盤内にある臓器を支える骨盤底筋。この筋肉が緩むと尿失禁や骨盤臓器脱という病気を引き起こす可能性がある。骨盤底筋は体操によって鍛えることができるので、しっかり鍛えて病気の予防に役立てたい。骨盤底筋に関わる病気と骨盤底筋体操について札幌円山腎・泌尿器科クリニック(中央区)の続多香子院長にお話を伺った。



カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第1回「カラス対策」篇

カラスの威嚇行為は人間の行動が要因。

 生態をよく知りトラブル回避を

 人間への威嚇行動やごみ荒らしなど、「カラス被害」は日常的な話題となっている。しかし、その根本を探れば、人間の側の不用意な行動がきっかけを作っていると専門家は指摘する。身近な存在でありながらも、多くは「街のヤッカイモノ」と認識されがちなカラス。「カラス対策」の第一歩とは、その生態を知るところから始まる。NPO法人札幌カラス研究会の中村眞樹子代表理事、札幌市環境局みどりの推進部の鈴木係長、谷口さんに聞いた。

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