北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

7月号

特集記事

食の欧米化と共に珍しくない病気に

逆流性食道炎

 胸やけがする、喉が詰まったような狭窄感がするといった症状がみられる場合、逆流性食道炎の可能性がある。この病気は、胃や食道の働きのほか、生活習慣が密接に関連しているといわれている。どのようなことが原因となり、どういった治療法があるのか、日常生活上の注意点も含めて、かどの内科・消化器科(中央区)の門野豊院長に解説してもらった。


“全人的苦痛”へのアプローチ

緩和ケア

 今や日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代。

がん治療は手術療法や放射線治療、化学療法、がん免疫療法など、その技術は日進月歩で進化している。また、病気そのものの治療だけでなく、身体や気持ちのつらさを含め、患者さんと家族を総合的に支える緩和ケアという考え方もある。勤医協中央病院(東区)の小林良裕ホスピスケアセンター長・緩和ケア科科長に、緩和ケアの取り組みや考え方について解説してもらった。


一人で悩まず早期受診を

尿失禁

 尿失禁とは、自分の意思に反して尿が漏れてしまう症状のこと。男性、女性の双方にみられるが、解剖学的に尿道の短い女性に多く、とくに中高年になると大幅に増える傾向があるという。福住泌尿器科クリニック(豊平区)の梅原次男理事長に解説して頂いた。


感染と発病ではまったく違う

結核

 結核と聞くと昔の病気と思っている人も少なくないのではないだろうか。しかし国内の結核患者さんは現在でも毎年約2万人も発生しており、まだまだ油断ができない感染症の一つで高齢者に多い傾向がある。せきや痰、微熱などかぜのような症状が継続するときには要注意。この病気の特徴と近年の話題について、菊地内科・呼吸器科(手稲区)の菊地弘毅院長にお話を伺った。





カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第4回「ヒグマ対策」篇

 北海道を代表する野生動物といえばヒグマ。道民にとってなじみ深い存在だが、農作物を荒らしたり、人を襲ったりすることもあるなど、時として危険な存在でもある。山林に出かける機会も増えるこの季節、被害を受けないためにはヒグマの生態を知り、遭遇を避けることが大切だという。ヒグマ対策に取り組む、札幌市環境局みどりの推進部・伊藤保夫熊対策調整担当係長、野生生物の調査研究や保護管理のコンサルティングなどを行うNPO法人エンヴィジョン環境保全事務所の研究員・早稲田宏一さんに話を伺った。

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