北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

3月号

特集記事

正しい知識を持つことが重要

特発性正常圧水頭症

 高齢になると、歩行障害や認知症、尿失禁といった症状がみられることは珍しくない。しかし、その中にはいまだに十分に認知されているとは言い難い、正常圧水頭症が関わっている場合がある。この病気は適切な治療さえ行えば、大きく改善する可能性があり、正確な見極めが求められている。2011年には、原因不明である特発性正常圧水頭症のガイドラインも改訂されたばかり。恵み野病院(恵庭市)の貝嶋光信院長にこの病気の特徴や治療をめぐる新たな話題について解説して頂こう。


ここがポイント!

デイサービスの選び方

 介護サービスの一つ「デイサービス」(通所介護)は、レクリエーションが充実していたり、食事や入浴、運動などサービス内容が多様化している。施設ごとの特徴や利用するための手続きなどについて、札幌市東区第2地域包括支援センターの村山文彦センター長に伺った。


国内で増加傾向、伸びない検診率が課題

乳がん

 乳がんはり患率・死亡率共に高く、り患年齢が若いこともあり子育てなどへの影響も問題視されている。手術をしても3〜4割が再発するといわれ、術後に薬物療法や放射線療法が長期間必要となることも多い。乳がんの検査や治療などについて手稲渓仁会病院(手稲区)の成田吉明副院長にお話を伺った。


早めの対策でしっかり予防を!

花粉症

 花粉症は鼻水や鼻づまりだけでなく、人によっては頭痛や目のかゆみなどを引き起こすケースもある。毎年春になると悩まされるという人も多いだろう。花粉が飛散する前に予防したり、症状を軽減させるにはどうすればいいか。新川耳鼻咽喉科(北区)の菊地秀樹院長にポイントを伺った。


薬物療法をめぐる最近の話題

関節リウマチ

 関節リウマチの治療は生物学的製剤をはじめとした治療効果の高い薬の登場で、患者さんのQOLは飛躍的に向上した。認可された生物学的製剤は年々数を増やし、薬物治療の選択肢を広げている。その一方、長期の薬剤使用による"二次無効"の問題も指摘されるようになっているという。関節リウマチにおける薬物療法を中心に、かわむら整形外科(富良野市)の川村大介院長に聞いた。


カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第12回「ペット対策」篇

 ペットとして最も身近な存在である犬と猫。私たちの心を癒してくれる存在である一方、飼い主の無責任さから放置されてしまうことも少なくない。獣医師の資格を持ち、市民向けにペットの飼い方指導を行っている札幌市動物管理センターの箕岡健輔指導係長に、飼い主不明のペットの保護状況や取り組みについて伺った。

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