北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

7月号

特集記事

自覚症状がほとんどないため要注意

甲状腺がん

 甲状腺の病気として、バセドウ病や橋本病がよく知られているが、甲状腺にもがんができることがある。がんの部位の中では比率の高いがんではないが、他の甲状腺疾患同様、女性に多くみられる病気のひとつといえる。がんの中では予後のいいがんとして知られるが、ほとんど自覚症状がみられず、発見が難しい病気でもある。東札幌病院(白石区)の亀嶋秀和外科部長に甲状腺がんの特徴について解説してもらった。


過活動膀胱、全日多尿、夜間多尿が3大要因

夜間頻尿

 夜間、排尿のために起きなければいけない症状を夜間頻尿という。排尿に関する症状の中では最も頻度が高いとされ、高齢化の加速と共に夜間頻尿を訴える患者さんは増加の一途を辿っている。なぜ夜間頻尿は起こるのか、その原因と対策について、美原腎泌尿器科(函館市)の田崎雅敬院長に解説してもらった。


脳・心臓の重篤な疾患の引き金

動脈硬化症を予防しよう

 動脈は全身に酸素と栄養を供給するための重要なパイプ、この部分が動脈硬化症によって、流れが滞ると命に関わる重大な影響を及ぼす可能性がある。動脈硬化症は生活習慣病と切り離せない関係にあるため、食事と運動の両方の習慣を改善してリスクとなる疾患にかからないよう予防することが大切。生活習慣病の予防・改善のため運動施設を併設する美田内科循環器科クリニック(手稲区)の美田晃章院長に、検査と予防についてお話を伺った。


病態に応じたメニューが重要

肝臓病の食事療法

 肝臓病の治療はウイルス性肝炎から肝硬変、肝がんに至る肝疾患のそれぞれの病態に対し、適切な治療法を選択していくが、こうした治療の一環として重視すべきなのが食事療法だ。従来、肝臓病の食事療法は糖尿病に比較すればそれほど重視されていない傾向があったが、近年はメタボリックシンドロームとも関連が深い、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)が注目され、食事療法は病気を改善するうえでも避けることができないものとなっている。個別性が重視されるようになった肝臓病の食事療法について、浜田内科・消化器科クリニック(中央区)の浜田結城院長に解説してもらった。




カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第16回「ダニ対策」

 屋内に生息するダニは、アレルギー性疾患の元凶となる。ダニが増えやすい環境と駆除方法について、北海道立衛生研究所(北区)感染症セ ンター・医動物グループの伊東拓也主査にアドバイスしてもらった。

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