北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

8月号

特集記事

まだまだ啓発が求められるCOPD

息切れの多彩な要因

 最近、階段を上ると息切れを感じる、といったことはないだろうか。息切れは加齢による体力低下でも起こるが、呼吸器や循環器、筋肉など、さまざまな要因が考えられる。中には重大な病気が隠れている可能性もあるので安易に放置することは禁物。高橋病院(函館市)の志田晃副院長に、息切れから考えられる主な病気について解説してもらった。


新たな概念"フレイル"と食の新時代へ

超高齢時代を生きる

 超高齢社会を迎えた中、健康と病気の中間的な段階を示す「フレイル」という概念が登場している。寝たきりの実践的な予防を目指す、この考え方と合わせて、高齢者にとって重要な栄養について、藤女子大学食物栄養学科の武部久美子教授に解説して頂いた。


聞いて得する腰痛のお話

手で触れてわかる腰痛

 国民病ともいわれ、年齢を重ねるごとに増加する腰痛。高齢化に伴い患者数は今後も増加すると予想されるが、原因がわからず病院を転々とする腰痛難民となってしまうケースも多い。しかしそのような原因不明の腰痛の中に画像診断できない腰痛が意外と多いことがわかってきたという。このような腰痛の治療に積極的に取り組む釧路労災病院(釧路市)の井須豊彦末梢神経外科センター長に解説して頂いた。


五十肩との混同に要注意

腱板断裂

 中高年の肩の痛みでよく知られる五十肩。ほおっておけばいずれ治るだろうと軽く考え、放置していることはないだろうか。中には、自然に治癒することはない腱板断裂が痛みの原因になっていることもある。腱板断裂について、ていね整形外科リハビリクリニック(手稲区)の石川淳一院長に伺った。


言語聴覚士(ST)の役割とは

脳血管疾患の言語聴覚療法

 脳血管疾患などによって言語機能や摂食・嚥下機能が障害されることがある。こうした方を対象にリハビリの分野で深く関わるのが言語聴覚士(Speech-Language-Hearing-Therapist:ST)だ。リハビリの領域では理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と共に患者さんの社会復帰に貢献する重要な専門資格。具体的には、どのようなリハビリを行っているのか、札幌秀友会病院(手稲区)の岩井哲也言語聴覚士に解説してもらった。


カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第17回「熱中症対策」

 いよいよ夏も本番。国内で緯度が高い道内でも、地域によっては夏の暑さが厳しくなっている。札幌市保健福祉局保健所(中央区)の石川珠美地域保健担当係長に熱中症対策について、アドバイスして頂いた。

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