北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

12月号

特集記事

高齢者特有の合併症も多く、総合的な診断・治療・ケアが重要

パーキンソン病

 パーキンソン病は高齢者に多くみられ、ゆっくりと進行する神経変性疾患で、進行すると体を動かすことが困難になる病気で、本邦でも高齢化の加速と共に患者さんの数が増加している。近年は薬物治療の選択肢も増え、治療成績が向上し、症状をうまくコントロールできるケースが増えているという。札幌山の上病院(西区)の千葉進院長に解説してもらった。


矯正力を向上する新しい治療法も

脊柱側弯症

 背骨(脊椎)が柱状につながった状態を脊柱という。人間の頭部や体を支え、脊髄などの重要な神経も通う大切な部分だが、この脊柱が弯曲してしまう状態を脊柱側弯症という。羊ヶ丘病院(厚別区)で脊柱側弯症外来を担当している渡邊吾一脊椎外科部長に具体的な症状や治療法などについて解説してもらった。


寒い冬こそ体を動かす習慣を!

自分でできるリハビリ

 リハビリには身体機能を回復させるだけでなく、生活をしやすくする効果もある。市内の北区、東区、西区、中央区を中心に訪問リハビリ、訪問看護事業、通所介護事業、居宅介護支援事業、地域支援事業(介護予防事業)などを展開しているNPO法人HPTが運営する訪問看護ステーションポットこころ(東区)の福嶋篤理学療法士に、家の中で気軽にできる運動方法を紹介していただいた。


多彩な症状に応じた診断・治療が重要

屈筋腱腱鞘炎

 屈筋腱腱鞘炎(以下、腱鞘炎と略す)は屈筋腱滑膜炎、狭窄性腱鞘炎、弾発指(バネ指)など、さまざまな名称で呼ばれるが、これらは腱鞘炎に特徴的な病態の一面を表すものであり、腱鞘炎は多彩な症状を呈する症候群であるといえる。このため、症状は人によって千差万別で、個々の患者さんに応じた治療が求められる。

 四肢の関節を動かす筋肉の力を骨に伝える組織を腱という。腱は腱鞘というトンネルの中を通っており、この腱鞘に炎症が起きた状態を腱鞘炎と呼ぶ。腱鞘炎は私たちにとって非常に身近な疾患といえるが、その診断と治療は決して簡単ではないという。西18丁目・手のクリニック(中央区)の玉井誠院長に、詳しく解説していただいた。




カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第21回 水道凍結の防止対策〜マイナス4℃でご注意を!〜

 早いもので季節はもう冬。寒さの厳しい北国の家庭では、水道の凍結も心配事のひとつとなる。水道を凍結させない注意点と、水道を凍結させてしまった場合の対処法について、札幌市水道局給水部の吉永隼人技術職員と、相澤康太技術職員に解説してもらった。

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