北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

4月号

特集記事

低侵襲化が進む先進的治療法

不整脈

 通常は規則正しく刻まれている脈拍だが、何らかの拍子に脈が速くなったり、遅くなったりしてリズムが崩れたりすることがある不整脈。高齢化の加速と共に、不整脈の患者さんは増加しているという。一方、不整脈の治療はさまざまな機器の開発が進み、飛躍的な進歩を重ねている。そうした中、北光記念病院(東区)では先進的治療を実施すると共に、熟練したスタッフによる日常生活面へのサポートも充実させ、安全で安心な医療提供体制を構築している。循環器内科 不整脈部門の四倉昭彦部長に、不整脈の治療法とあわせて聞いた。


特徴と料金が多様化する時代に

サービス付き高齢者向け住宅の選び方

 「サービス付き高齢者向け住宅」はスタートから3年半を経過し、札幌市内だけでも150件を越す住宅が開設した。年々増加する中で、それぞれの住宅の特徴も多様化し、また、そのことで住宅の選定も難しくなってきている。後々、困ったりトラブルを起こさないためには、何に留意すべきか。高齢者向けの住まいに関する各種相談に応じている「あんしん住まいサッポロ」の西原桂子シニアアドバイザーと篠塚正徳事務局長に伺った。


従来の半分以下の創で負担軽減

腰椎椎間板ヘルニアの手術

 働き盛りの40、50代に多い腰椎椎間板ヘルニア。腰の手術と聞くと大掛かりな手術を想像する人も多いかもしれないが、患者さんの体の負担を軽減する内視鏡手術が行われるようになってきている。全国的にも実施施設が少ない経皮的内視鏡下椎間板切除術を導入した札幌清田整形外科病院(清田区)の河村秀仁整形外科医長にお話を伺った。


増加するアレルギー疾患の背景にある環境因子

化学物質過敏症

 食べ物や花粉をはじめとして、本来であれば体に害のない物質を異物と認識し、免疫が過剰に反応して起こるアレルギー疾患。国の報告でも、厚生労働省によると、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症等のアレルギー疾患は国民の約3割がり患する病気であるとして(2011年)、病態の解明や治療法の研究などの推進を図っている。アレルギー疾患の治療に力を入れる札幌でむら小児クリニック(東区)の出村守院長に化学物質過敏症の問題も含めて聞いた。




カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第25回 シックハウス症候群

 新築の家や改築したばかりの部屋で、頭痛や吐き気などを感じたことはないだろうか。建材や内装材、家具などから放出される化学物質が原因と考えられ、こうしたことから現れるさまざまな症状を「シックハウス症候群」という。札幌市保健所環境衛生課の菅原祐雄課長、白水彩係長、久野航さんに解説して頂いた。

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