北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

7月号

特集記事

たんぱく質不足が要介護状態の要因に

高齢期こそ栄養摂取を!

 高齢化の進展と共に、栄養摂取の問題が注目されている。最も課題とされるのは、高齢者の体の変化と共に必要とされる栄養が十分に摂取されていない点。中高年世代で問題視されるメタボとは発想を変え、たんぱく質を始めとした栄養素を積極的に摂取しなければ、健康寿命に危険信号がともってしまう。では、いかに発想を変え、いかに食べ方を工夫すべきか。天使大学看護栄養学部栄養学科の久保ちづる教授に、最新の調査や報告も踏まえて解説してもらった。


皮膚に赤みと、はがれやすいかさぶたがみられたら要注意

乾癬

 皮膚が赤く盛り上がってきた、白い粉のようなものが落ちる…などといった場合に考えられるのが乾癬。皮膚の慢性疾患のひとつであり、かゆみなどの症状だけでなく、皮膚病変そのものの外見的変化が患者さんのストレスとなり、日常生活に多大な影響を与える。この乾癬について、函館中央病院(函館市)皮膚科の保科大地科長に解説してもらった。


正しい理解に基づく治療と支援が重要

統合失調症

 統合失調症と聞くと、重度の病気でなかなか治りにくいと思う人はいないだろうか。しかし精神科が扱う疾患の中では頻度が高く、近年ではさまざまな治療の選択肢が広がり、社会復帰が可能なまでに病気を取り巻く状況は変化してきている。月に約50人以上の統合失調症患者さんが訪れているという、まつもとメンタルクリニック(北区)の松本出(まつもといずる)院長にお話を伺った。


治療薬の調整で安全な出産を

関節リウマチと妊娠

 関節リウマチは女性に多く、30代でも発症することがあるため、妊娠・出産の時期と重なる可能性がある。関節リウマチにり患している場合も、妊娠することは可能なのか。その場合、いかなる準備やサポートが必要なのか。日本リウマチ財団のリウマチケア看護師の資格を持つ北海道内科リウマチ科病院(西区)の蝦名百合亜看護主任にうかがった。




カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

違反者は自転車運転者講習が義務付けに

自転車の危険運転

 子どもから高齢者まで年齢を問わず、気軽に利用されている自転車。しかし、交通ルールの無視や運転マナーの悪さなどから、事故を起こす可能性のある乗り物でもある。今年6月には改正道路交通法が施行され、自転車の危険なルール違反を繰り返すと自転車運転者講習を受けることが義務付けられた。受講命令に違反した場合は5万円以下の罰金が必要になるという。その具体的な内容と運転上の注意点などについて、札幌市市民まちづくり局地域振興部区政課の?野敦交通安全担当課長に解説してもらった。

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