「重症下肢虚血」という病名を聞いたことがあるだろうか。動脈硬化を原因とした下肢の血流悪化により足にさまざまな症状を来し、重症化すると最悪の場合、足切断に至ることがあるほか、切断後の予後はがんと同等もしくはがん以上に悪いとされる怖い病気だ。 だが、早期発見し、早期に適切な治療をすれば重症化することはなく、予防も可能なのだが、病気が十分に知られていないために治療が遅れてしまうケースが少なくないという。 「まずは重症下肢虚血がどんな病気なのか知ってほしい」と話す桑園中央病院(中央区)の松井傑院長に分かりやすく解説していただいた。 |