北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

1月号

特集記事

病態は多様。仮面高血圧に要注意

高血圧

 高血圧が怖いのは目立った症状がないために、放置しがちになりやすいことだ。高血圧を放置しておくと、知らないうちに脳や心臓などの血管が障害され、やがては脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性がある。そして、注意したいのが「仮面高血圧」の存在だ。夜間高血圧、早朝高血圧などの種類が存在し、診察室で測定した血圧と、家庭での測定値が異なるために正確な把握ができず、リスクとなってしまう状況をいう。宮の沢内科・循環器科クリニック(西区)の佐藤愼一郎院長に解説して頂いた。


多くは加齢性難聴をはじめとした内耳の障害

気になる耳鳴り

 周囲には何も音源がないはずなのに、何らかの音に悩まされる耳鳴り。人によって、キーン、ザーなど音の感じ方は違うというが、難聴が原因だったり、深刻な病気が隠れていることもあるという。とも耳鼻科クリニック(中央区)の新谷朋子院長に解説して頂こう。


〜入浴後速やかに保湿剤とボディクリームを〜

乾燥肌対策

 季節はもう冬。冬といえば、乾燥肌が気になる季節でもある。札幌南一条病院(中央区)では、入院患者さんへの乾燥対策として風呂上がりのケアに力を入れ、効果を上げているという。看護部の竹内順子科長(皮膚・排泄ケア認定看護師)と畑秀幸介護福祉士主任に、その取り組みを紹介して頂いた。


〜合併症と治療法の進歩について〜

誌上セミナー:万病の元、糖尿病

 本日は、まず、糖尿病ではいかに多くの合併症を引き起こしているかをおさらいします。
 糖尿病の最大の問題は合併症が症状なしに進行して、一度症状が出ると非常に厄介なものが多いということです。しかし、最近の糖尿病に対する治療法も進歩してきておりますので、今日のセミナーの後半で説明したいと思います。


過剰な除水が合併症に!?

透析患者さんの開心術

 日本人の死因第1位であるがんに続くのが、心疾患。治療技術の進歩等により、治療成績が向上しつつあるが、透析を長く続けている患者さんが心疾患治療の手術を受けた際の成績は芳しくない。その原因を追究し、予後改善に努めている、北海道循環器病院(中央区)の津久井宏行院長に話を聞いた。


カラーグラビア /ほっかいどう クロニクル 写真と文章で綴る今昔物語

第10回

 平岸地区の発展に大きく貢献したリンゴ栽培は明治時代から始まった。大正から昭和初期までは全盛期を迎え、かつてふもとにリンゴ園が広がっていた天神山にはその当時を懐かしむことができる歌碑や文学碑が残され、環状通りにはリンゴ並木が続いている。

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