北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

3月号

特集記事

治療法と予防法の最前線

花粉症とダニアレルギー

 毎年花粉が飛ぶ時期になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされる人が少なくない。アレルギーの発症や治療に対する考え方は近年目覚ましく進歩し、花粉症やダニアレルギーに対する舌下免疫療法も積極的に行われている。NPO法人札幌せき・ぜんそく・アレルギーセンターも設立し、積極的にアレルギー疾患にも取り組む医大前南4条内科(中央区)の田中裕士院長に、花粉症やダニアレルギーの治療や予防策について解説して頂いた。


ランニングブームで受診患者さんが増加中

アキレス腱障害

 近年は健康寿命を延ばすためにも運動に取り組む人が増えている。しかしながら、その一方では、ウォーキングやランニングなどを行うことでアキレス腱痛を訴え、医療機関を受診する患者さんも増えているという。運動すること自体はよいことだが、あくまで自分に合った運動量を心掛けることが大切。アキレス腱障害に関する正しい知識と対処法について、かわむら整形外科(富良野市)の川村大介院長に解説して頂いた。


不妊に悩む夫婦を支援する

不妊治療支援事業とは

 不妊に悩む夫婦を支援する不妊治療支援事業。今年度は年齢制限の引き上げも実施されたが、札幌市では独自に2人目以降の治療費助成を開始している。札幌市保健福祉局保健所健康企画課の山中洋子母子保健担当課長に、不妊症と不育症とは何かということを含めて、特定不妊治療費助成事業についてお聞きした。


トレーニングとエネルギーのバランスが重要

女性とスポーツ障害

 女性のスポーツ競技者が増えている昨今。それに伴って女性に多いスポーツ障害についても指摘されている。女性のスポーツ障害にはどのような傾向があるのかについて松田整形外科記念病院(北区)の菅原誠理事長にお話を伺った。


迷ったら「救急安心センター」に相談を

救急車の正しい活用法

 全国の救急車の出動件数は年々増加傾向にあり、総務省消防庁が公表した平成28年版の消防白書によれば、27年に初めて600万件を超えたことがわかった。出動件数増加の背景には、高齢化の加速という社会状況の影響も考えられているが、不要不急の利用など不適正利用の問題も指摘されている。しかしながら、救急車の活用は救命の大きな鍵であり、必要な場合にはためらわずに呼ぶことが重要だ。札幌市消防局警防部救急課の荒木雅彦救急需要担当係長に、あらためて救急車の正しい利用方法について解説してもらった。


カラーグラビア /ほっかいどう クロニクル 写真と文章で綴る今昔物語

第12回

 芝居小屋や勧工場、ビアホールなど時代の流れに乗って庶民の交流の場となってきた狸小路。現在も市民や観光客が行き交う人気スポット。

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