北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

11月号

特集記事

布団の中で脚のむずむずが収まらない

レストレスレッグス症候群

 夜、眠りにつこうとしても、脚に違和感を感じ、眠れない…。そんな経験はないだろうか。このような症状がある場合、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)が疑われる。患者さんによっては、睡眠不足から日中の眠気につながるなど、日常生活に支障を来すケースも珍しくないという。平松記念病院(中央区)の武藤福保副院長・睡眠医療センター長に解説して頂いた。


トイレが近くて悩んでいる高齢者が増加傾向

過活動膀胱と前立腺肥大症

 「トイレが近い」「急に我慢できないような尿意が起こる」「我慢できず尿がもれてしまう」といった症状で悩んでいる方はいないだろうか。これらの症状は「過活動膀胱」と呼ばれ、国内では実に800万人もの患者さんがいると推定されている。また、男性の場合は前立腺肥大症が過活動膀胱の原因になっているケースが多く、患者さんが増加しているという。中田泌尿器科病院(西区)の中田康信院長に、症状や治療法等について解説して頂いた。


適切な感染対策で上手に付き合いましょう

ノロウイルス

 手指や食品等を介して経口感染し、急性胃腸炎の原因となるノロウイルス。乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で感染・発症しており、集団感染も起こしやすい。ノロウイルスとはどのような特徴を持ったウイルスであり、どのようなことに気を付けるべきなのか、北海道立衛生研究所感染症部ウイルスグループの吉澄志磨主査に解説して頂いた。


軽微な頭の打撲でも発症する可能性が

慢性硬膜下血腫

 軽微な頭部打撲をきっかけに脳の表面に血腫ができ、頭痛や吐き気だけでなく、片まひや認知症症状などを発症する可能性のある慢性硬膜下血腫。高齢化の加速と共に今後さらに増加することが予測されており、転倒事故の増える冬場はとくに注意が必要となる。中村記念南病院(南区)の岡亨治院長に解説して頂いた。


遺伝因子が解明、研究進む

ベーチェット病

 全身にさまざまな炎症症状を繰り返す難治性疾患であるベーチェット病。別名「シルクロード病」ともいわれ、いまだ不明な部分も多い。長年この病気を含む炎症性眼疾患の研究に取り組み、国際ベーチェット病学会の理事長を4年間務め、国際学会で数多くの賞を受賞してきた愛心メモリアル病院(東区)の大野重昭眼科部長にお話を伺った。


カラーグラビア /ほっかいどう クロニクル 写真と文章で綴る今昔物語

第20回

 幕末の開港以降、道内で最も早く発展を遂げた町、函館。町並み、歴史的建造物等、その見所は枚挙に暇がない。遺された写真が可視化する風景の数々は、北海道の近代史を辿る足跡であり、函館という地を築いてきた人々の証でもある。

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