北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

12月号

特集記事

注目が集まる大動脈弁狭窄症の経カテーテル治療法「TAVI」

心臓弁膜症

 超高齢化の加速と共に、今後も患者数の増加が予想されている心臓弁膜症。患者さんによって症状や進行度合いには個人差が大きく、個々に応じた治療が必要となる。また、近年は外科的開胸手術が難しかった大動脈弁狭窄症の重症例等でも適用が可能なカテーテル治療「TAVI」が注目を集めている。北海道大野記念病院(西区)の岩切直樹循環器内科医長に解説して頂いた。


日帰り手術で負担軽減

痔のお話

 誰にでも起こる病気なのに、人には相談しにくい痔。痔には、痔核、裂肛、痔ろうの3種類があり、放置すると手術が必要となることもある。近年は注射療法が登場し、日帰り手術が可能になるなど患者さんの負担が軽減されてきているという。札幌駅前 樽見 おしりとおなかのクリニック(中央区)の樽見研院長に教えて頂いた。


緊急時の対応策の整備が重要

無痛分娩の安全性

 出産の痛みを麻酔で和らげ、出産時だけでなく産後の疲労なども軽減できる無痛分娩。妊産婦の負担を軽減する方法である一方、母親の死亡事故等が続き、厚生労働省が緊急提言を行うなど無痛分娩をめぐる動きが話題を集めている。しかしながら、無痛分娩はしっかりとした受け入れ体制と緊急時の対応策を整備しておけば決して危険な出産方法ではない。KKR札幌医療センター(豊平区)の伊藤伸大麻酔集中治療科医長に無痛分娩をめぐる現状や取り組みについて解説して頂いた。


罹患と重症化予防のために注意したいポイント

インフルエンザ

 冬場の乾燥する時期に気を付けたいのがインフルエンザ。とくに注意が必要となるのが重症化しやすい子どもと高齢者だが、あらためてどのようなことに気を付けるべきか、函館中央病院医療安全管理室(函館市)の加藤由美子感染管理認定看護師に聞いた。


札幌市で治療費助成事業をスタート

不育症とは何か

 妊娠を望み、1年以上夫婦生活を営んでいながらも妊娠に恵まれない場合を不妊症というが、「不育症」の考え方についてはまだまだ知られていないのが現状という。札幌市では今年度から不育症と診断された方への治療費助成事業をスタートしており、不育症と同事業について、札幌市保健福祉局保健所健康企画課の斉藤そのみ母子保健担当課長に聞いた。


カラーグラビア /ほっかいどう クロニクル 写真と文章で綴る今昔物語

第21回

 札幌市全体の約60%の面積を占める南区に位置する真駒内。かつては馬鉄、鉄道の通り道ともなり、時代に合わせて発展を遂げてきた。オリンピックをきっかけに近代化の一途をたどった地域には歴史を大切にする地域の人の思いも息づいている。

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