函館おしま病院(函館市)は2004年にホスピス病棟(緩和ケア病棟)を開設し、道南地域におけるホスピス医療の中核的存在として活動を行っている。道南地域でもがん診療を提供する医療機関の整備が進み、また、緩和ケアに携わる医療職が増える中、同病院の福徳雅章院長は2年前に「南渡島地域包括緩和ケアネットワーク」(MOPN)の立ち上げを呼び掛け、さまざまな活動を展開している。同取り組みや考え方等について福徳院長に紹介して頂きながら、私たち一般人にとっても、ホスピス/緩和ケアをどう考えるべきかを考察する機会としたい。 |