北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

9月号

特集記事

単なるもの忘れと認知症はどう違うのか

もの忘れ!?認知症!?

 最近、もの忘れが激しい、これってもしかして認知症なのかしら??歳を重ねるにつれ、人の名前や物事を思い出しにくくなることは、誰しもが経験することです。しかし、それが認知症なのか、単なるもの忘れなのか、家族など周囲の人たちは、その判断に悩みます。札幌医科大学附属病院では、2000年4月に「もの忘れ外来」を開設し、そうした本人、家族の不安や悩みに対応してきました。同外来を担当する札幌医科大学医学部神経精神医学講座の岩本倫助教にもの忘れと認知症の鑑別、自宅でできるチェックポイント、そして認知症予防について伺いました。


リンパドレナージと包帯圧迫療法が有効

足のむくみ

 足のむくみ(浮腫)にはさまざまな原因が考えられる。心臓や腎臓の病気をはじめとして全身性の病気も考えられるが、骨折等の術後や加齢による廃用性浮腫がみられることもあるという。みつわ整形外科クリニック(豊平区)の廣田誼院長に聞いた。


運動を続けることでロコモを予防し

健康寿命を延ばそう

 骨や関節、軟骨、筋肉、神経など運動器に障害が起こり「立つ」、「歩く」という移動機能の低下を来した状態を『ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)』という。2007年に日本整形外科学会が提唱したもので、超高齢社会を迎えるわが国の現状を見据え、ロコモの予防によって健康寿命を延ばしていくことが大切となっている。ロコモ予防には継続した運動がポイントだが、近年、適度な運動がロコモ予防と共に心の健康にも良い効果があることがわかってきた。そこで健康寿命を延ばすための運動について北海道文教大学人間科学部・整形外科専門医の黒沢秀樹教授に伺った。


函館市に性暴力被害対応チームを設置

性暴力被害の現状

 函館市で今年「函館・道南SART」が立ち上がった。SARTとは、Sexual(性)・Assault(暴力)・Response(対応)・Team(チーム)の略で、性暴力被害にあった方の救援支援を行う対策チームのこと。警察、市、医療機関等関連する33機関が連携し、被害者の支援を行っていく。同チームの中核となるNPO法人ウィメンズネット函館の古川満寿子代表、佐藤香支援員に、同チームの体制と、性暴力被害の現状、課題等を聞いた。


カラーグラビア /便利で楽しい ふろしき包み

第6回もしものときに役立つ風呂敷の使い方「防災風呂敷」

 災害時には色々なものが不足します。そんなとき風呂敷の活用法を知っているだけで役立つことも。防災グッズとしてもお勧めな風呂敷の使い方をお伝えします。

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