北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

12月号

特集記事

若年層に年々増加する潰瘍性大腸炎とクローン病

炎症性腸疾患

 炎症性腸疾患(IBD)は、主に消化管に炎症を起こす慢性疾患の総称で、潰瘍性大腸炎とクローン病という2つの疾患を指す。かつてはまれな疾患とされていたが、近年急速に患者数が増え、今後も増加することが予測されている。この2つの病気について、札幌医科大学医学部消化器内科学講座の仲瀬裕志教授に解説して頂いた。


葬儀をめぐるトラブルが増えている

終活への備え

 超高齢社会を迎え、死は私たちにとってますます身近なものとなり、死について考える機会は増えている。「終活」とは、自分の人生の終わりに向けて行う活動のことを指すが、いざ自身の終活を考えようと思っても、実感がわかず、どのような準備が必要なのか不安になるもの。葬送に関する相談や講座を開催している認定NPO法人「葬送を考える市民の会」(札幌市)の澤知里代表理事にアドバイスして頂いた。


微量アルブミン尿を測定し異常の早期発見を

タンパク尿を知ろう

 腎機能の状態を知る1つの指標として、よく「タンパク尿」が問題とされるが、実はその働きや重要性を十分に理解している人は意外と少ないと考えられる。なぜなら、糖尿病性腎症から人工透析に移行する患者さんが未だに増加傾向にあるからだ。腎機能の低下は人工透析の導入や生命予後を著しく低下させる大きなリスクとなる。その予防意識を高めるためにも、タンパク尿とは何か、今どのような検査が行われているのかを、恵み野病院(恵庭市)腎・高血圧内科の日高輝夫部長に解説して頂こう。


見えにくさを改善する

ロービジョンケア

 「視力の低下で見えにくい」「光がまぶしい」「視野が狭い」などの理由で日常生活に支障を来しているということはないだろうか。このような症状はロービジョンケアによって不自由さが改善できることがある。さまざまな見えにくさに対応するロービジョン外来を開設している勤医協札幌病院(白石区)の永井春彦眼科副科長にお話をしていただいた。


独自に考案した内視鏡治療と徒手的リハビリ

股関節の痛み

 羊ケ丘病院(厚別区)では、股関節周囲炎や変形性股関節症、あるいはアスリートの股関節痛等に対し、独自に開発した低侵襲の手術療法や理学療法で治療を行い、良好な成績を重ねている。治療法を開発した加谷光規副院長と、リハビリテーション科の堀内智行理学療法士、木ノ下繁理学療法士に取り組みを聞いた。


周産期、乳児期に重症化しやすい

低ホスファターゼ症

 低ホスファターゼ症という病気をご存知だろうか。遺伝子の変異が原因で起こる病気で、胎児のときにみつかる場合もあれば、大人になって診断される場合もあるという。子どもの場合は、早期に乳歯が抜けることも特徴的で、医科だけでなく歯科との連携も重要となる。北海道立子ども総合医療・療育センター(愛称・コドモックル)の浅沼秀臣特定機能周産期母子医療センター長と、札幌歯科医師会の岩寺環司監事(岩寺小児歯科医院院長)に話をうかがった。


カラーグラビア /便利で楽しい ふろしき包み

第9回 風呂敷リース

 リース飾りはすてきだけど、入れておく場所がなくて後片づけが面倒と思ったことはありませんか。風呂敷で作るリースなら終わったらほどいて畳むだけなので簡単に片づけられます。

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