北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

10月号

特集記事

日本人に多く、安静時にも発症

冠攣縮性狭心症

 動脈硬化で冠動脈が狭窄して発症する狭心症はよく知られているが、その一方、狭窄がないにも関わらず、しかも睡眠中でも発症する冠攣縮性狭心症という病気がある。日本人に多く、突然死の要因にもなっているという。国立病院機構函館病院(函館市)の今川正吾循環器科部長に解説して頂いた。


関節の一部を置換、予後も良好

人工膝関節単顆置換術(UKA)とは

 膝の軟骨がすり減り、痛みが出る変形性膝関節症。加齢と共に患者さんは増加傾向にあるが、その治療は保存的治療から人工膝関節置換術まで幅広く行われている。人工膝関節置換術については、膝関節すべてを人工物に取り換える人工膝関節全置換術だけでなく、近年は関節の一部だけを人工関節に置換する人工膝関節単顆(たんか)置換術という方法も増えつつあるという。道内で有数の症例数を手掛けてきた、我汝会さっぽろ病院(東区)の浜口英寿医師に、人工膝関節単顆置換術について解説して頂いた。


あらゆる消化管に発症する可能性がある希少がん

GISTとは

 GIST(Gastrointestinal Stromal Tumor)とは、消化管間質腫瘍を示す英語の略称。消化管の壁の中にできる悪性腫瘍の一種で、今年俳優の萩原健一さんが亡くなったことで知られるようになった。発症例数は少なく希少がんの1つに分類されるが、さまざまな消化管に発症する可能性のある病気として知っておきたい。北海道大学病院腫瘍センター(北区)の小松嘉人診療教授に解説して頂いた。


PSA検査による早期発見治療が重要

前立腺がん

 前立腺がんは、欧米だけでなく日本でも増加している。薬物療法の開発等により、骨転移した症例でもさまざまな治療と組み合わせることで、以前よりも予後がよくなっているという。札幌医科大学泌尿器科学講座の橋本浩平助教に、前立腺がんの特徴や治療法について解説していただいた。


カラーグラビア /手ぬぐいの楽しみ方

今月のテーマ/ブックカバー

 手ぬぐいを折っていくだけで作ることができるブックカバー。気分に合わせて変えることができ、紙のようにカサカサしません。手ぬぐいがしっかり重なる文庫本を包むのがお勧めです。

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