北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

11月号

特集記事

呼吸機能の改善でQOLを維持

在宅酸素療法

 自宅に酸素供給機器を設置して高濃度酸素を吸入する治療法を在宅酸素治療(HOT=ホット:Home Oxygen Therapy)という。慢性閉塞性肺疾患(COPD)をはじめとする肺疾患などで慢性的に呼吸機能が低下した患者さんへの対症療法として行われているが、新型コロナウイルス感染症による急性肺炎で血中酸素が不足している中等症の自宅療養者や宿泊療養者にも臨時措置として実施されている。HOTとはどのような治療法なのか? 機器の取り扱いの注意点を含め、ちあき内科・呼吸器科クリニック(中央区)の濱松千秋院長に解説をお願いした。


年間有病率は8.4%。期待される治療効果

片頭痛の新予防薬

 従来の薬剤とはまったく作用機序の異なる、新たな片頭痛予防薬「ガルカネズマブ」(一般名)が今年国内で認可された。月1回の皮下注射投与が基本となる治療法で、画期的な治療効果も期待されるという。導入した札幌秀友会病院(手稲区)の藤原雄介理事長と保志敦薬局長に薬の特徴や治療法、期待される効果等についてお聞きした。


コロナ禍でフレイルの患者さんが増加傾向

骨粗鬆症を予防する栄養摂取のコツ

 10月20日は「世界骨粗鬆症デー」。骨粗鬆症は女性に多く、国内では1300万人もの有病者がいると推計され、治療だけでなく、予防的な取り組みが大きな課題となっている。札幌清田整形外科病院(清田区)の二木光代管理栄養士に、骨粗鬆症を予防するために必要な栄養素を摂取するコツを紹介して頂いた。今月号では、グラビア「旬の食材 健康応援レシピ」(4ページ)でも二木管理栄養士にご協力頂いたので、参考にして頂きたい。


医療、介護に加えて“生活の場”を提供

介護医療院とは?

 医療ニーズの高い要介護者を受け入れる公的な介護保険施設として2018年4月から設置が始まった介護医療院。医療、介護に加えて、“生活の場”という3つの機能を提供する高齢者向けの施設で、道内にはこの3年間で34施設が開設された。札幌市内で第1号の札幌西円山病院介護医療院「愛称・にしまるポッケ」(中央区)を訪ね、介護医療院の特徴やサービスの内容などについて紹介して頂いた。


カラーグラビア /いっしょに、あそぼう!手づくりおもちゃ

「おうち時間を楽しくする☆家にあるものでおもちゃを作ってみよう!」をテーマにおもちゃの作り方をご紹介します。取材協力・札幌市環境プラザ

今月のおもちゃ/ぶんぶんこま

今月は牛乳パックの底を使って、ぶんぶん音を立てて回るこまを作るよ!円形や三角形など形を変えて作ってみても面白いよ。

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