北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2015年(平成27年)1月15日付

来年度報酬改定へ審議報告取りまとめ 社保審介護給付費分科会

 社会保障審議会介護給付費分科会は9日、2015年度介護報酬改定に向けた審議報告を取りまとめた。介護職員処遇改善加算継続・拡充ほか、包括報酬サービス評価充実が図られる一方、特養、通所介護の基本報酬を引き下げる。11日の麻生太郎財務相と塩崎恭久厚生労働相の大臣折衝で改定率マイナス2.27%に決着し、同省は具体的な単価設定作業を進め、2月6日の次回分科会に報酬改定案を諮問・答申の予定。


政府が認知症国家戦略案 新任介護職員等対象に「基礎研修」など

 政府は、認知症国家戦略案「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」を示した。認知症高齢者は2025年に約700万人に増加する推計結果などを踏まえ、認知症の人の視点に立って理解を深めるキャンペーン、歯科医や薬剤師、看護師の認知症対応力向上、新任介護職員等対象の「認知症介護基礎研修(仮称)」などを打ち出し、現行プランの目標値も引き上げる。


第6期介護保険事業支援計画 北海道が素案示す

 北海道は、高齢者保健福祉計画・介護保険事業支援計画検討協議会を開き、第6期(2015〜17年度)計画素案を示した。計画期間中に市町村の介護予防・日常生活支援総合事業実施が義務化されることを踏まえ、住民参加型コミュニティづくりなど多様な生活支援サービス充実を推進、円滑な実施をサポートする方針。人材確保に向けて幅広い層に魅力を発信し参入促進にも取り組む。


旭川介護保険事業計画フォーラム 事業所・行政トークセッション

 第6期介護保険事業計画策定が最終段階を迎える中、旭川市内各サービス事業所連絡会などが実行委員会を組織し、フォーラム「旭川市介護保険事業計画を考える」を開いた。市介護高齢課や有識者を含めたトークセッションで素案に対する意見交換を展開。「計画が何を目指しているのかが見えづらく、今後の経営方針が立てづらい」など厳しい意見が挙がったものの、「行政側も共に旭川の介護保険制度をつくりあげる姿勢が見えてきた」との評価も聞かれた。


●障害福祉サービス等報酬改定 処遇改善加算に新たな評価区分 厚労省が基本的方向性
●第17回ケアマネ試験合格率3.7ポイントアップ19.2% 4年連続2割切る
●社福法人役員報酬は定款、評議員会で決定 厚労省が社保審部会に見直し案
●在宅高齢者の「食べる」支援 生活視点が大切 のみこみ安心ネット・札幌研修会
●2015年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的方向性案〜抜粋
●北海道医療連携推進事業(12〜14年度)補助団体の主な取り組み・成果(上)
●フォトダイアリー 泊村老人ホームむつみ荘


【人物】●通所介護塾ケア・リボン(旭川市) 三本雅行塾長
【企画】●住宅型有料老人ホームらくら宮の森(札幌市中央区)
    ●北海道友愛福祉会(江別市)
【連載】●介護職に求められる知識、技術、役割=8
      社会福祉法人治恵会特養くつろぎ 小泉昭江施設長(北海道介護福祉士会会長)
    ●フットケア〜心と体の大事な一歩〜=14(おわり)
      札幌フットケアサークル主宰 菅野智美氏
    ●地域包括ケアを実現するために〜MSWの視点から=30
      札幌西円山病院地域連携推進室 大植友樹副室長・MSW担当課長

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