北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2015年(平成27年)5月21日付

包括ケア構築へ住まい・共生型サービス拠点整備

 地域包括ケアシステム構築へ、北海道内では高齢者の住まいや共生型サービス拠点を整備しながら、地域生活継続を支援する体制づくり、高齢者の生きがい・雇用創出、地域経済活性化などの取り組みが進められている。そうした基盤整備を後押しするのが、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金の市町村提案事業だ。道内11市町が2014年度同交付金で着手。アイデアと地域の力を生かした、新たな地域づくりを目指している。


北海道が第3期介護給付適正化事業推進要綱

 北海道は2015〜17年度の「第3期介護給付適正化事業推進要綱」をまとめた。道は各保険者に対し、標準的に期待する第3期目標(17年度までの標準目標)として実施率100%を掲げ、主要5事業のうち優先実施が求められている「ケアプラン点検」「縦覧点検・医療情報との突合」は100%に設定。「単に実施率向上を図るだけでなく、具体的な実施状況・内容にも着目し、評価しながら改善に取り組んでいく」とし、アウトカムを重視している。


札幌・老健平和の杜『単関節』ロボットスーツHAL導入

 札幌市西区の老健平和の杜は、自立支援用ロボットスーツHALを導入した。上肢にも利用できる新型「単関節タイプ」で、当面は軽度麻痺のある通所リハ利用者を対象に使用感を確認しながら効果を検証。入所者にも対象拡大し在宅復帰機能充実につなげたい考えだ。小型・軽量のため訪問リハでの活用も視野に入れている。


比布でPSWが共生型施設運営 「ソーシャルファーム」目指す

 障害者をはじめ労働市場で不利な立場にある人に働く場を提供する社会的企業「ソーシャルファーム(Social Firm)」実現を目指す精神保健福祉士が、比布町で活動を展開している。NPO法人理事長と株式会社社長を兼任する亀海聡氏は、このヨーロッパ発祥の企業形態に着目し、農業を障害者の就労支援とするほか、2014年3月に共生型施設「ピピマルシェ」を町内に開設。パン製造・販売ほか、介護予防教室、住民と行政の話し合いの場など、多様な人と目的が交わり、にぎわいを見せる。


●北海道MSW学会特別講演 岩間伸之大阪市立大教授
●医療情報との突合実施率大幅アップ 北海道まとめ14年度縦覧点検
●ファーストステップ研修16年度実施へ準備 北海道介護福祉士会、札幌で定時総会
●北海道内保険者別の介護給付適正化実施目標
●新基金(医療分)計画作成へ新規アイデア79件 15年度北海道まとめ
●介護保険制度外の宿泊サービス(お泊まりデイ)ガイドライン=概要
●フォトダイアリー 小規模多機能型居宅介護事業所レガートもみじ台(札幌市厚別区)


【人物】●平岡団地自治会(札幌市清田区)松田克寛会長
【企画】●特養白ゆりあいの里(札幌市北区)
【連載】●リレー連載 リハ職がアプローチする自立支援=2
    医療法人社団一視同仁会ライフフィットデイりはびるデイサービス管理者 岩永輝明氏

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