地域包括ケアシステム構築・推進のキーワードの1つが「住民参画」だ。住民参画を通して、子供から高齢者まで障害の有無を問わず、地域住民に幅広く対応可能なシステムづくりには、家庭訪問や地域診断、マネジメントなどを担う保健師の役割が大きいといわれており、ヘルスプロモーションとソーシャル・キャピタルを生かした地域づくりが進められている。北海道看護協会は4日、保健師職能集会を札幌市内で開いた。実践報告のテーマは「住民の力を引き出し、住民参加を促進する活動とまちづくり」。地域通貨を活用した住民同士の支え合い、銭湯の再建を通したまちづくり、住民参画で進めてきた健康増進計画策定の取り組みを共有した。 |