北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2015年(平成27年)12月10日付

地域密着型通所介護 札幌市が独自基準案

 小規模通所介護の地域密着型サービス移行を受けて、札幌市は「地域密着型通所介護」の独自基準案を示した。市内通所介護は一定の事業所数が確保されているため、大規模型・通常規模型通所介護のサテライト事業所への移行は認めず、小規模多機能型居宅介護サテライト事業所への移行は容認。地域密着型通所介護新規指定では独自基準を設けず、2016年4月以降も指定申請を受け付ける。


奈井江町立国保病院の一部病床 北海道内初、サ付き住宅転換へ

 奈井江町は、町立国保病院の一部病床をサービス付き高齢者向け住宅に2016年11月転換する予定だ。北海道内では介護療養病床等を特養や老健などに転換するケースはあったが、サ付き住宅への移行は初めて。人口減少や高齢化進展に対応した地域包括ケアシステム構築、厳しさが増す公立病院経営の改善、CCRC構想の取り組みとして位置付け、医療・介護の一体的な提供が可能な住まいを確保する。地域医療構想(ビジョン)策定、介護療養病床廃止を控える中、今後の療養病床の在り方と病院機能を見据えた新たな動きとなりそうだ。


旭川ワーカーズサロン 介護、医療、障害など制度超えた輪広がる

 旭川市内で介護、医療、障害の相談援助職を接点とした、制度を超えた交流の輪が広がっている。「ワーカーズサロン」は道社会福祉士会道北地区支部など4団体の中堅メンバーが企画・運営する手弁当の集まり。活動開始から4年で19回目を迎え、初のワールドカフェ形式を取り入れるなど趣向を変え、肩の力を抜き会員・非会員、職種、所属を問わず、横のつながりを深める場として浸透し始めている。


江差「かあちゃん食堂たまりば」地域の大切な社交場に

 江差町内の商店街にある旧酒屋を週1回開放し、ボランティア主婦らの手づくりランチを安価で提供しているコミュニティレストラン「かあちゃん食堂たまりば」。一人暮らしでは作る機会の少ない週替わりメニューと心温まるおしゃべりを求め、地域住民が足を運ぶ。開店10年が過ぎた地域の大切な社交場は、利用する高齢者の状況把握・安否確認機能も果たしている。


●2015介護新聞ニュースフラッシュ=2
●外来要介護者の脳血管疾患等・運動器リハ マネジメント・ケアマネと協働評価
●医療機関連携型高齢者専用住宅 国保病院隣地に計画的整備 鹿追町
●認定介護福祉士認証・認定機構が発足 養成研修16年度スタートへ
●GH中心に高齢障害者支える拠点整備など提案 厚労省、総合支援法見直しで報告書
●マイナンバー対策テーマに民介協北海道支部が研修会 在宅・施設に分け対応マニュアルを
●山崎摩耶氏 デンマーク、英国の認知症ケア視察報告 キタライフ講演会
●2016年度診療報酬改定中医協総会資料から 医療保険から介護保険のリハへの移行等
●北海道内振興局別の高齢者向け住宅・施設のストック状況


【企画】●デイサービス晴れるや(旭川市)
    ●Do-RAT
【連載】●寄稿 日本式介護・福祉ビジネス進出の可能性
        〜マレーシアにおけるフィールドワークを通して=4
     函館市保健福祉部介護保険課 熊谷健志主査
    ●現場で生かす傾聴技法=15
     北海道総合福祉研究センター 五十嵐教行理事長
    ●リレー連載 リハ職がアプローチする自立支援=27
     光生舎虹の里 寺川努氏

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