北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2015年(平成27年)12月17日付

第18回ケアマネ試験 北海道内合格率、過去最低14.6%

 北海道(指定試験実施機関・道社協)は10日、第18回介護支援専門員実務研修受講試験(10月11日実施)結果を発表した。道内合格率は過去最低の前回比3.4ポイント下がり14.6%。受験者数も減少し、合格者数は初めて1000人を割り込んだ。過去最低の合格率について、関係者は基礎資格に応じた解答免除規定廃止、保健医療サービス分野と福祉サービス分野で異なる出題内容の難易度などの影響とみている。


長期借入金返済支出追加 社保審分科会実態・概況調査見直し了承

 社会保障審議会介護給付費分科会は14日、2018年度介護報酬改定の基礎資料としてより正確に介護事業者の経営状況を把握するため、介護事業経営実態調査見直しなどを了承した。実態調査の調査対象期間はこれまでの単月から1年分、介護事業経営概況調査は1年分から改定前後2年分に変更。キャッシュフロー把握を求める意見を受け、建物等の取得で投資が見込まれる介護保険施設などを対象に、長期借入金返済支出を把握する。


地域包括ケア、実態はネットワーク 北海道医師会などシンポ

 北海道医師会、北海道歯科医師会、北海道薬剤師会、北海道看護協会の共催で地域包括ケア構築に向けたシンポジウムが12日に札幌市内で開かれ、二木立日本福祉大学長が特別講演した。6月に閣議決定された骨太方針2015は「地域包括ケアを推進する上で大きなバリアになる」と懸念しながら、「地域包括ケアの実態はネットワーク」と強調。全国一律のモデルはなく、各地域で実情を率直に話し合い、できることから着手するほかに道はないと主張した。


介護のしごと魅力アップ事業、25日から高校生就業体験 道都大

 介護業界のマイナスイメージが払拭されず、養成校受験者数も減少傾向、事業所では慢性的な人材不足─。この負のサイクルを断ち切るため、北広島市の道都大は北海道の「介護のしごと魅力アップ推進事業」を活用し、高校生を対象とした就業体験を25日から行う。今回は道立北広島西高校の生徒が参加。冬休み期間を利用して現場での就業体験ほか、体験した内容を生徒自らが冊子や講演会等で発信し、若年層へのイメージアップを図る。


●2015介護新聞ニュースフラッシュ=3
●自動制御機能付き歩行器の用具貸与追加 安全性などデータ示し再説明へ 社保審分科会
●札幌市 包括C専門職1人当たり予防プラン担当件数 20〜40件に引き下げ
●診療報酬改定 厚労省、訪問看護指示書等電子化提案 中医協総会
●来月1日からサ付き整備補助要件に市町村意見聴取追加
●介護キャリア段位制度在り方検討会 簡便・効率化が必要
●受診手帳リニューアル 北海道若年認知症の人と家族の会
●地域包括ケアにおける送迎担当職員役割に期待 札幌・手稲区通所サービス連絡会研修会
●第18回ケアマネ試験正答番号 分野別合格点
●2016年度診療報酬改定基本方針(抜粋) 社保審医療保険部会・医療部会


【人物】●ライフサポート北広島 北村晃久センター長
【企画】●特養永福園(深川市)
    ●認知症GHせせらぎの森・せせらぎの里(札幌市東区)
【連載】●寄稿 日本式介護・福祉ビジネス進出の可能性
        〜マレーシアにおけるフィールドワークを通して=5
     函館市保健福祉部介護保険課 熊谷健志主査
    ●現場で生かす傾聴技法=16
     北海道総合福祉研究センター 五十嵐教行理事長
    ●リレー連載 リハ職がアプローチする自立支援=28
     時計台記念病院 小島伸枝氏

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