北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2016年(平成28年)5月26日付

病院から訪問看護ステーションへ看護師出向スキーム提案 日看協

 日本看護協会は、病院から訪問看護ステーションへの看護師出向スキームをまとめ、現場での導入を提案している。試行事業を行い、訪看STへの人材支援や病院看護師の院内看護、退院支援、在宅療養支援の実践力強化につながることを確認。2016年度診療報酬改定では退院支援加算1、退院後訪問指導料が新設されるなど、看看連携強化もこれまで以上に求められる中、地域で看護師を確保・育成・活用する仕組みとして期待される。


横のつながり形成、日々の疑問解消など 支援相談員有志の集い

 札幌市南区などの老健支援相談員が定期的に集い、横のつながり形成を目指す「老健ソーシャルワークを考える会」が活動4年目を迎えた。手の内を見せ合うほど本音の情報交換を通して、専門的なポジションならではの日々の疑問を解消する場や、自身の日常業務の到達地点を確認できる機会として定着。利用者ニーズに応える選択肢を法人の垣根を超えて提供できる関係構築など、地域の均一なソーシャルワーク実践にもつながっている。


公益的取り組みに注力を 北海道老施協社福制度改革緊急セミナー

 社会福祉法人制度改革を盛り込んだ改正社会福祉法4月1日施行を受け、北海道老人福祉施設協議会は緊急セミナーを札幌市内で開いた。千葉正展福祉医療機構経営サポートセンターコンサルティンググループリーダーは、世の中が社福に期待する公益的役割を果たせているかが問われているとし、「企業や政府では対応できない課題に積極果敢に取り組む姿勢」を求めるとともに、ニーズ把握は「『待ち』ではなく『アウトリーチ』」と強調した。


在宅医療・介護連携推進へ「多職種研修プログラム」作成 国診協

 全国国民健康保険診療施設協議会(国診協)は、過疎地等で在宅医療・介護連携を推進するための「多職種研修プログラム」を作成した。複数テーマをそろえた演習・座学形式の「多職種研修」を基本に、施設・事業所等で行う「実地研修」を組み合わせて実施。多職種連携・多職種理解を深めるロールプレイ、過疎地等の特徴を踏まえて検討を深めるグループワークを取り入れている。開催支援ツールとして、研修運営ガイドもまとめた。


●求められる地域知る専門職としての役割 旭川で道MSW学会
●ケアラー世帯は2割 予備軍の2割、将来介護に不安 栗山町で5年ぶり全世帯調査
●社福評議員数経過措置 一定の事業規模、サービス活動収益基準に 社保審部会厚労省提案
●一億総活躍プラン 17年度から介護職員の賃金 月額1万円引き上げへ
●多様な介護者の実態と介護者支援に関する調査結果(抜粋)日本ケアラー連盟
●高齢者向け住まいの実態調査 野村総合研究所


【人物】●あかり歯科オフィス(小樽市) 二俣慎副院長
【企画】●特養仁慈苑(旭川市)
    ●コミュニティサロンおもてなしいやしカフェ(札幌市北区)
【連載】●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=4
     日本医療大保健医療学部リハビリテーション学科 大堀具視准教授
    ●リレー連載 命のバトンを地域、次世代へ受け継ぐ〜「看取り士」の活動と実践=4
     一般社団法人ふるびら和み 本間利和子代表理事
    ●現場で生かす傾聴技法=36
     北海道総合福祉研究センター 五十嵐教行理事長

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