北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2016年(平成28年)6月2日付

18年介護保険制度見直しへ厚労省が論点

 厚生労働省は社会保障審議会介護保険部会に、2018年度介護保険制度見直しに向けて地域支援事業、介護予防、認知症施策を推進していくための論点を示した。地域支援事業では各事業で異なる実施体制や財源構成、介護予防では積極的に取り組む保険者へのインセンティブの在り方、認知症施策では認知症初期集中支援チームや認知症地域支援推進員の役割などを提示。多くの委員が地域包括支援センターの業務量に注目し、要支援者のケアマネジメントを居宅介護支援事業所へ移行するよう求める声が相次いだ。


認知症サポーター「上級者」育成へステップアップ講座教材など作製

 地域ケア政策ネットワークと全国キャラバン・メイト連絡協議会は、認知症サポーターが認知症の知識を深めながら、地域活動に必要なノウハウを身に付けられるよう、「認知症サポーターステップアップ講座」の教材を作製した。サポーターの「上級者」と位置付けて育成。認知症施策と連動した、地域活動の担い手としても期待されている。


地域で高まるリハ職への期待 日本理学療法学術大会

 地域包括ケア推進でリハビリ専門職の活用が期待される中、5月27日から3日間にわたり札幌市内で開かれた日本理学療法学術大会で、地域連携をテーマに講演・シンポジウムを開催。リハ職に退院時ケアマネジメントへの関与や、地域ケア会議での助言等が求められているという認識を深めるとともに、先進地からは▼骨折・転倒予防に向けた地域包括支援センターとの協働事業▼実践者であるサービス提供事業者向け研修―なども報告された。


●16年度は7項目調査 厚労省提案 社保審報酬改定検証・研究委員会
●高齢者の介護保険移行に伴う負担軽減など盛る 改正障害者総合支援法が成立
●次期医療計画議論16年度中に開始 北海道総医協地域医療専門委
●札幌市が17年度特養、老健整備方針
●北海道内ソーシャルビジネス融資 件数ベースで大幅増 日本公庫15年度実績
●NPOに認知症検査機 北海道ろうきん、CSR活動で寄贈
●低所得者向け住宅確保推進住民出資等 多様な資金調達にも期待 国交省・サ高住検討会報告書


【企画】●メディケアホーム厚別中央(札幌市厚別区)
    ●介護予防センター厚別中央・青葉(札幌市厚別区)
【連載】●ケアマネ受験講座=新連載
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=5
     日本医療大保健医療学部リハビリテーション学科 大堀具視准教授
    ●リレー連載 命のバトンを地域、次世代へ受け継ぐ〜「看取り士」の活動と実践=5
     一般社団法人ふるびら和み 本間利和子代表理事
    ●現場で生かす傾聴技法=37
     北海道総合福祉研究センター 五十嵐教行理事長

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