北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2016年(平成28年)11月17日付

認知症初期集中支援チーム 北見赤十字病院が1市3町受託で調整

 認知症初期集中支援チーム配置に向け町村部での認知症サポート医確保が課題となる中、認知症疾患医療センター指定を受けている北見赤十字病院は、オホーツク管内1市3町と協働による初期集中支援チームを2017年4月に配置する方向で調整に入った。オホーツク総合振興局の取りまとめで、同病院と市町担当者の打ち合わせを初開催。協働で配置するのは北見市、津別町、訓子府町、置戸町で、実働は7月となる見通しだ。18年度には美幌町にも拡大を検討している。


「住民主体の通いの場充実支援事業」16年度モデル市町村活動状況

 北海道が実施する「住民主体の通いの場充実支援事業」では、モデル市町村を募集しノウハウを蓄積。2016年度は江別市、北斗市、洞爺湖町、長万部町、占冠村、斜里町、弟子屈町が手を挙げ、取り組んでいる最中だ。広域アドバイザーや「いきいき百歳体操」活用ほか、既存事業と組み合わせるなど各地域特性に応じて試行錯誤。支え合い醸成や町づくりの視点を踏まえ、行政からの「お願い」ではなくあくまで住民自ら動くのを待つ手法に、最初は戸惑っていた現場も徐々に手ごたえを感じ始めているようだ。


ICT導入で生産性向上呼びかけ 民介協・佐藤理事長が提言

 「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会(民介協)北海道支部は、セミナー「明日の介護を考える〜ICTが拓く地域包括ケアの扉」を12日に札幌市内で開き、佐藤優治民介協理事長が講演した。政府が社会保障費伸び率抑制を進める中、「われわれ民間事業者も自ら、介護ロボットやICT導入による生産性向上に取り組まなくてはならない」と強調。国の補助事業も活用し、専門家の意見を取り入れながら導入検討を呼びかけた。


専門職有志による 南十勝連携の会(こみっと)発足

 南十勝で医療・介護・福祉職の有志による連携の会「南十勝連携の会(こみっと)」が発足した。広尾・大樹・幕別・忠類・更別・中札内・帯広大正地区の介護職はじめ、看護師、保健師、セラピスト、薬剤師、行政や社協職員らもメンバーとなり始動。十勝管内の主要都市帯広から離れた地域特性ほか、人材不足、進まない退院支援等の課題解決のため知恵を出し合う。職種、事業所、地域の枠を超えた連携によって、南十勝の福祉発展を目指す。


●講演録 社会福祉法人愛川舜寿会(神奈川県)ミノワホーム常務理事 馬場拓也氏
●介護福祉士養成カリキュラム見直し 入門的研修は初任者研修130時間の半分目安
●「市場は追い風」 北海道ヘルスケア産業振興協WG
●カレスプレミアムガーデン 多死時代見据えホスピスフロア整備 札幌市東区
●介護職魅力をアピール 北海道商工会議所連合会がPRアニメ製作
●北海道内の事業所・施設各加算届け出状況 4月1日現在・本紙集計
●ふくし用具機器展inさっぽろ 食支援セミナーも
●北海道ひまわりの会10周年 平野理事長「地域支え合いと専門職受け入れ体制が重要に」
●介護人材の機能に応じた育成のあり方 社保審福祉部会人材確保専門委資料から
●フォトダイアリー 住宅型有料老人ホーム愛郷コート南の沢(札幌市南区)


【人物】●サンレイク調剤薬局月寒中央店(札幌市豊平区)三浦洋嗣薬剤師
【企画】●ハンディキャップヨガ北海道 (札幌市)
【連載】●介護殺人を検証する=6
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏
    ●リレー連載 アローチャートで変えるケアマネジメント=9
     居宅介護支援事業所はる小樽稲穂 森山和紀ケアマネ
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=24
     藤井病院(旭川市)作業療法士 佐伯めぐみ氏

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