北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2016年(平成28年)12月8日付

北海道内初、特養内にサ高住 芦別慈恵園

 過疎・高齢化の進む地域で特養の入所定員割れも懸念される中、芦別市内唯一の特養芦別慈恵園は、入所定員を14人減らし、サービス付き高齢者向け住宅9室に転用する計画だ。社会福祉法人の役割として、軽度者の望まぬ移住を防ぐとともに、将来的な待機者減にも対応するのが狙い。特養内にサ高住を整備するのは北海道内初のケース。職員やサービスが身近にあり、「住むことで介護予防になる住まい」として2018年4月供用開始を目指す。今後の地方の特養のモデルになりそうだ。


恵庭市・GHこもれびの家 入居者がカフェマスターとして活躍

 恵庭市の認知症グループホームこもれびの家の敷地内に4月オープンしたカフェで、60歳代の女性入居者がマスターとして活躍している。毎週水曜日にマスターの淹(い)れたコーヒーと手作りおやつを提供。同じスペースで毎週木曜には、町内に住む70歳代のボランティア男性が交流サロンを開催するなど、GHが地域の高齢者や入居者、家族らを結ぶ接点となり、心地の良い居場所として定着している。


療養病床新たな施設類型創設へ 利用者像、施設基準など概ね了承

 厚生労働省は、第6回社会保障審議会療養病床の在り方等に関する特別部会に、これまでの議論の整理案を示した。2017年度末に経過措置期限を迎える介護療養型医療施設と医療療養病床の一部に代わり、これまで担ってきた機能に「生活施設」としての機能を付加した、新たな施設類型の利用者像や施設基準など、同部会は概ね了承。廃止後の経過措置については「3年程度」「6年程度」が併記された。


網走市社協「サービス介助士」資格取得支援

 「心のバリアフリー」を通した地域づくりを目指し、網走市社協は「サービス介助士」資格取得の支援を2008年から行ってきた。16年度から行政も協力し、一般市民や企業に対し、資格取得のための受講費用を全額補助。11月12、13日、実技教習と検定筆記試験が市内で実施され、14人のサービス介助士が新たに誕生する予定だ。17年4月には同市に日本体育大附属高等支援学校が開校することも踏まえ、共生社会を推進する事業として注目されそうだ。


●「動き出しは当事者から」心構えと技術学ぶ 大堀氏が講義・実技指導 後志老施協研修会
●SB融資実績が過去最高 NPO向け45件2億1100万円 日本公庫上半期
●24時間365日支える意味再確認 札幌でライフサポートワーク研修会 全国小規模多機能連絡会
●藤本医師「多職種連携の推進を」 のみこみ安心ネット・札幌研修会
●療養病床の在り方等に関する議論の整理案(抜粋) 社保審特別部会資料から
●介護新聞NEWS FLASH 2016 Vol.2


【人物】●日本経営協会北海道本部 岡本真なみコミュニケーションアドバイザー
【企画】●看護小規模多機能型居宅介護事業所 海陽亭(札幌市中央区)
    ●北海道ヘルスケア産業振興協議会がセミナー
【連載】●介護殺人を検証する=9
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏
    ●リレー連載 アローチャートで変えるケアマネジメント=12
     野幌第一地域包括支援センター 小林洋貴社会福祉士
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=27
     社会福祉法人照徳の里(熊本県水俣市)理事長 萩嶺淨円氏

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