北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2017年(平成29年)1月26日付

処遇改善加算拡充 新区分加算率を公表

 2017年度介護報酬改定で、4月から介護職員処遇改善加算が拡充される。昇給と結び付いたキャリアアップの仕組み構築を要件に、現行の加算●1に月額平均1万円相当を上乗せする新区分を設ける。17年度改定で実施するのは処遇改善加算拡充のみで改定率はプラス1.14%。区分に応じた加算率も公表された。社会保障審議会介護給付費分科会は18日、厚生労働相が同審議会に諮問した17年度介護報酬改定案を了承。処遇改善加算拡充に関する基準、加算率などが盛り込まれ、同日答申された。(●1はローマ数字)


ケアスタッフが価値観共有、心の拠りどころ「クレド」作成

 札幌市内で訪問介護、認知症グループホームを運営するケアスタッフは、経営理念や行動指針をまとめた「クレド」を作成。事業所単位で毎日読み合わせる「ラインナップ」、好事例を共有する「シェアリングシート」など浸透の仕組みも確立。心の豊かさを育む研修制度を含む一連の取り組みを通して、利用者の笑顔を喜びにできる感性を磨き、職場の活性化、職員確保・定着などの成果にもつながっている。


18年度制度見直しを展望 北海道老施協施設長セミナー

 北海道老人福祉施設協議会は20日、老人福祉施設長研究セミナーを札幌市内で開き、2018年度介護保険制度見直し、介護報酬・診療報酬同時改定を展望。佐藤守孝厚生労働省老健局高齢者支援課長は特養に対し「生活の延長上での看取りに期待」とし、推進に伴い現場で生じる課題について情報発信を求めた。瀬戸雅嗣道老施協会長(全国老施協副会長)は介護療養病床廃止に伴い検討されている新たな施設類型について、特養への影響など動向を注視するよう呼びかけた。


言語療法に対応 札幌市中央区のデイ「リハプロSOP」

 通所介護の多様化、専門化が進む中、札幌市中央区で2016年10月に開設したリハビリ重視型デイサービス「リハプロSSOP」は、北海道内でも数少ない言語聴覚士(ST)による言語療法に対応。期間が限られる病院リハを終えた失語症や構音障害、摂食・嚥下障害患者の受け入れ機能を担う。作業療法士(OT)2人とともに、徒手的療法を中心とした手厚い個別リハ実践など、「病院と同じようなリハ提供」を掲げる。


●18年度報酬ダブル改定解説 札幌・宏友会が研修会 西平和会と静和会も参加
●人材確保 採用は経営者に限らず、職員多くが関わる仕組みに 北海道老施協施設長セミナー
●貸付先特養15年度経営状況 収益対経常増減差額比率、従来型0.4ポイント減3.4%に
●北海道看護協会訪問看護実践発表会 即戦力より研修体制強化を 齋藤日看協常任理事講演
●在宅医療・介護連携推進事業 保健所単位取り組み報告 地域包括ケア全道研修
●地域共生社会の実現へ 全国厚生労働関係 部局長会議資料から
●フォトダイアリー 「まちカフェ」で多世代交流 小樽ソーシャルワーカー連絡協議会そある


【人物】●札幌総合法律事務所(札幌市中央区) 石塚慶如弁護士
【企画】●地域密着型特養ゆうるり(積丹町)
    ●ウィメンズ・ライフ・サポート協会うぃーら(石狩市)
【連載】●介護殺人を検証する=14
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=32
     イムス札幌内科リハビリテーション病院(札幌市手稲区)作業療法士 塚田えりか氏

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