北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2017年(平成29年)5月11日付

18年度介護報酬改定 議論スタート 社保審介護給付費分科会

 第137回社会保障審議会介護給付費分科会が開かれ、2018年度介護報酬改定に向けた議論がスタートした。診療報酬との同時改定で地域包括ケアシステム構築に向け、特養での看取り対応など介護・医療連携強化に関する項目に委員の意見が集中。人材有効活用や生産性向上の観点から検討が進められる訪問介護生活援助、ロボット等活用評価に対しては丁寧な議論を求める声が相次いだ。


看護小規模多機能 開設1年で定員満たす 紋別・コミュニティ

 3月末現在の道内看護小規模多機能型居宅介護事業所数は9保険者34事業所。2016年4月に開設されたコミュニティ運営の「看護小規模多機能ホームひなた」は、9保険者の中で最も人口が少ない紋別市の事業所だが、開設1年で利用者数は登録定員29人を満たし、4月からはサテライト小規模多機能を稼働させた。サービスやノウハウが少ない小規模市町村では数少ない先見事例といえるだろう。


混合介護導入向け 送迎と一体的な買い物支援、指名料など提言

 介護保険制度の持続可能性と、多様なニーズに応えるサービス提供体制が課題となる中、保険内外サービスを柔軟に組み合わせ提供する「混合介護」導入に向けた検討が進められている。政府の規制改革推進会議が取りまとめた意見書では、通所介護の送迎と一体的な買い物支援や、指名料など自費負担による上乗せ料金容認を提言。事業者や自治体向けガイドラインを2017年度内に策定するよう厚生労働省に求めている。


●人員不足解消、達成は8割 札商主催EPA看護師・介護福祉士セミナー
●竹内教授、要介護度改善評価する報酬体系提言 ムトウなどが自立支援セミナー
●社会福祉充実計画の承認等に関するQ&A(vol.2)=追加分抜粋 厚労省
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●北翔大生涯スポーツ学部健康福祉学科(江別市)黒澤直子准教授
【企画】●サポートセンターばろう(湧別町)
    ●3世代サロンつなが〜る(札幌市清田区)
【連載】●地域包括ケアを実現するために〜MSWの視点から〜続編=新連載
     札幌西円山病院地域連携推進室 大植友樹副室長兼経営管理部次長
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=4
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=28
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=46
     総合福祉施設ゆうとぴあ(熊本県熊本市)機能訓練指導員 大田黒聖也氏

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