北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2018年(平成30年)4月26日付

第7期保険料引き下げ北海道内8保険者 介護予防成果影響の可能性

 北海道内156保険者のうち7割を超える保険者が第7期介護保険料(2018〜20年度・第1号被保険者)を前期よりも引き上げた中、8保険者は引き下げを行った。下げ幅の最も大きかった豊富町と標津町はそれぞれ600円、厚岸町は500円引き下げ4000円台とした。いずれの保険者も要因として介護予防事業の成果が影響している可能性を指摘。介護保険サービス施設・事業所新設控えなども背景にある。


介護サポーター活躍で人材需要20万人抑制 離職防止8万人見込む

 将来見込まれる介護人材不足の解消・軽減に向け経済産業省がまとめた報告書によると、介護サポーター導入に向けた業務プロセス抜本的改革等で介護サポーターが活躍することによって、家族介護を理由とした介護離職低減、介護職員負荷軽減等につながるという。2035年時点で最大79万人の介護職員不足が予想される中、人材需要抑制20万人、離職防止8万人が見込まれるというデータを示した。


17年度老人福祉・介護事業倒産 過去最多115件

 2017年度の老人福祉・介護事業倒産は16年度比8件(7.4%)増の115件に上り、介護保険法が施行された00年度以降最多になることが、東京商工リサーチまとめで分かった。従業員5人未満が60.8%、設立5年以内が39.1%と、小規模で設立間もない事業者が件数を押し上げたという。


江別・NPO法人みのりの丘 事業所が呼びかけ福祉のまちづくりへ

 地域に向けた活動になかなか一歩を踏み出せない介護サービス事業所が少なくない中、8年前から「高齢者が住みやすい福祉のまちづくり」に取り組んできたのが江別市のNPO法人みのりの丘だ。設立当初から、事業の柱として事業所運営と地域福祉活動を両輪とし、2017年4月から商店街、自治会、ボランティア団体、民生委員、大学、クリニック、行政職員らに呼びかけて大麻地域創造会議をスタート。事例検討を1年間重ねており、「18年度から具体的な実践につながれば」と武市寿人理事長は展望する。


●厚岸町 認定受けていない高齢者、節目に祝い金創設
●高齢者の社会参加促進試行事業 参加後の意識、行動に変化 札幌市が50歳以上市民対象実施
●財政制度等審議会財政制度分科会資料から 社会保障(介護関係抜粋)
●16年度通所介護経営状況分析=WAM
●訪問介護生活援助 ケアプラン記載例集から=日本ケアマネ協会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●北海道カーリンコン協会(札幌市中央区) 豊田正生会長
【企画】●特養三笠市ことぶき荘
    ●ライフシップ植物園前(札幌市中央区)
【連載】●介護人類学=35
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●地域包括ケアを実現するために〜MSWの視点から〜続編=46
     札幌西円山病院地域連携推進室 大植友樹副室長兼経営管理部次長
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=29
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=休
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏

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