北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2018年(平成30年)7月5日付

北海道介護ロボット普及推進事業 4地区に拠点センター開設

 北海道は、介護ロボット普及推進事業の拠点となる「介護ロボット普及推進センター」を札幌、旭川、函館、帯広各市内の特養・医療機関内に開設した。4カ所それぞれに50種類近い介護ロボット等を常設展示するほか、総合振興局・振興局ごとに移動講習・小中学生を対象とした体験学習会を全15カ所で実施。ロボットスーツHAL腰タイプなど5カ月間の無償貸与も近く受け付け開始し、介護ロボット活用機会の拡充を図る。


外国人介護人材受け入れ、北海道が理解深める研修 札幌皮切り

 北海道は、外国人介護人材の受け入れを検討する社会福祉法人や施設・事業所を対象に、関連制度について理解を深めてもらうための研修を、27日の札幌市を皮切りに道内4会場で開く。在留資格「介護」、外国人技能実習制度、経済連携協定(EPA)の仕組みや必要な手続き、実際に採用した現場の声などを通した留意点を解説。現時点で具体的計画がなくても、今後拡充が見込まれる外国人人材受け入れ動向についてポイントを整理し、構想を練るための機会となる。外国人介護人材受入研修は受講無料で、道から事業を受託した職業訓練法人キャリアバンク職業訓練協会が実施・運営。札幌会場は27日午後1時から中央区・キャリアバンクセミナールームで開かれ、定員は100人(先着順)。


伊達コスモス21 公益事業で在宅高齢・障害者入浴支援

 社会福祉法人による公益事業が求められる中、伊達市・伊達コスモス21は社会貢献活動の一環として2010年から在宅高齢者・障害者入浴支援事業に取り組み、高齢者や在宅の障害者らが利用する入浴施設「だて湯ったり館」を開設。リフト・車いす用機械浴、ユニットバスの浴槽3タイプを用意し、加齢による入浴困難からシャワーだけを利用していた障害者、高齢者らの受け皿の役割を担っている。


「生涯活躍のまち」実践 上士幌町でまちづくり会社設立

 「生涯活躍のまち」を実践する道内自治体で先行して事業展開してきたのが函館市、厚沢部町、鷹栖町、上士幌町。事業主体は公募型プロポーザルなど各自治体の地域特性に応じて展開しているが、上士幌町は町、社会福祉法人、医療法人、社協ほか民間企業や金融機関が出資し、まちづくり会社「生涯活躍のまちかみしほろ」を設立したのが特徴。非収益事業などソーシャルビジネスに対応できるよう当面は町からの受託事業がメインだが、数年後には収益事業と両輪で事業展開し自走を目指す。


●小規模多機能など在宅サービス強化を明確に 全国地域包括ケア連絡会、美瑛町で学習交流会
●新卒者採用平均3.9人 WAM社福経営動向調査
●北海道経営協が社福経営者セミナー 地域での公益的取り組み 生活困窮者支援が原点
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●せたな町地域包括支援センター包括支援係 今川勇吾主任ケアマネ
【企画】●看護小規模多機能型居宅介護まるごとケアの家ホサナホーム(札幌市西区)
    ●北海道ボランティアドッグの会
【連載】●ケアマネ受験講座=2
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●介護人類学=44
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=休
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=58
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏

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